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【仏壇じまいの方法】現代のライフスタイルに合った供養の形とは?

仏壇じまいの方法|現代のライフスタイルに合った供養の形とは?

先祖代々受け継がれてきた「仏壇を置く」という風習は、現代の住環境ではだんだんと難しくなりつつあり、仏壇じまいを考える方が増えています。

とはいえ仏壇じまいというと、なんとなく心苦しい気持ちになってしまう方も多いことでしょう。

ここでは、仏壇じまいの方法をお伝えしながら、現代のライフスタイルに合った、“納得のいく新しい供養の形”をご紹介いたします。

近年増えている「仏壇じまい」という選択

仏壇じまいとは、言葉のとおり、やむを得ない事情で仏壇を処分することをいいます。

先祖代々受け継いできた仏壇を手放すのは心が痛むことですが、現代の住空間やライフスタイルにおいて、置くスペースがなかったり、継承が難しくなり、やむを得ず手放す方は実際に増えています。

「長い間親族を見守り続けてきた仏壇、代々手を合わせてきた仏壇だからこそ、きちんとした形で仏壇じまいをしたい」そう思うのは当然のことです。

では、できるだけ納得のいく形で仏壇じまいをするにはどうすればよいでしょうか?

仏壇じまい(処分)の方法と、気になる料金の目安は?

仏壇

仏壇じまいをする方法は主に3つありますが、いずれにせよ処分をする前に確認しておくことがあります。

仏壇じまいの前に確認しておきたい「開眼供養」について

仏壇じまいをする前に必ず確認しておきたいのが、仏壇に「開眼供養」がされているかどうかです。

開眼供養とは、仏様の魂を新しいお墓や仏壇に納める「魂入れ」とも呼ばれる儀式。一部宗派が浄土真宗の場合は、思想の違いで開眼供養は行っておらず、独自の供養方法となります。

開眼供養が成された仏壇を処分するときは、「閉眼供養」といって、役割を終えた仏壇から魂を抜く儀式を行います。

これまで親族を見守ってきた、仏様の魂が宿る仏壇に感謝の気持ちを込めて、行っておきたい法要でもあります。

閉眼供養は、開眼供養を行ったお寺にお願いするのが一般的です。

お布施の金額は地域や宗派によって異なりますが、おおむね3万〜5万円が相場のようです。閉眼供養を行ったことのある親族に尋ねてみるのも良いでしょう。

もし菩提寺がない場合は、供養を行う専門業者にお願いするのもひとつの方法です。

閉眼供養でしっかりと供養を済ませたら、仏壇じまいに取り掛かります。方法は主に3つあります。

仏壇じまいの方法その1:お寺に引き取ってもらう

閉眼供養を行ったお寺にそのまま引き取ってもらう方法もあります。なかには、菩提寺でなくても引き取ってくれるお寺もありますので、問い合わせてみると良いでしょう。

引き取りには費用がかかりますが、宗派によって異なりますので併せて確認しておきます。

仏壇じまいの方法その2:仏具店に引き取ってもらう

ほとんどの仏具店が、販売だけではなく引き取りも行っています。主な費用は運搬費用で、仏壇の大きさや運搬距離によって異なり、おおよそ2万〜8万円ぐらいが相場です。

仏具店によっては閉眼供養も行ってくれるところがあるので、問い合わせてみると良いでしょう。

仏壇じまいの方法その3:自治体の粗大ごみとして処分する

閉眼供養を済ませた仏壇ですので、宗教上では粗大ごみとして処分しても問題はありません。

費用は自治体によって異なりますが、おおむね1000円前後で処分できるようです。

仏壇じまいそれぞれの方法のメリット・デメリット

仏壇じまいの方法と費用について見てきましたが、今度はそれぞれのメリットデメリットについても少し見てみましょう。

お寺に引き取ってもらう場合

閉眼供養から引き取りまで一括で済むため、段取りがスムーズです。また、宗派の思想や供養の概念においても、お寺に任せるのは安心でしょう。

一方で、費用相場がわかりづらいといったデメリットもあります。

仏具店に引き取ってもらう場合

大きな仏壇でも安心して任せられることと、宗派の垣根がないのが一番大きなメリットです。一方で、場合によっては運搬費用がかさむこともあります。

自治体の粗大ごみとして処分する場合

自治体に処分してもらうことの一番のメリットは、費用を抑えられるということです。

ただし、仏壇の大きさによっては解体が必要な場合もありますので、そういった手間はかかってしまいます。

また自治体によっては、仏壇の処分は受け付けていないところもありますので、事前に確認が必要です。

仏壇じまいの注意点

仏壇じまいの段取りが整ったら、仏壇に置き忘れたものがないかチェックします。

仏壇には、親族にとって大切なものがしまってあることがあります。なかには、隠し引き出しがあることもあるので注意が必要です。処分をする前に、必ず確認しておきましょう。

仏壇じまいその後|現代のライフスタイルに合った供養の形

仏壇じまいの方法についてご紹介しましたが、仏壇じまいをした後の供養についても気になるところ。多くの方は、お部屋に置けるサイズのミニ仏壇を準備して、供養を続けています。

そんななかで注目を集めているのが「手元供養」という新しい供養の形。形式や宗教的な決まり事にとらわれず、自分らしいスタイルで供養ができます。

たとえば大切な方のお骨を入れた、おしゃれな「カロートペンダント」を身につけたり、分骨したお骨を、素敵なデザインのミニ骨壷に納めて手元に置いておくなど、そのスタイルはさまざま。

現代の住空間やリビングインテリアにもフィットした、デザイン性の高いミニ仏壇も、手元供養のアイテムとして大変重宝されています。

仏壇の手入れに手間がかからないことも、供養を続けて行くうえで大きなメリットです。

仏壇じまいをする方が増えている現在、この「手元供養」に切り替えて、自分らしい供養を続けている方が増えています。

手元供養にぴったりのミニ仏壇をご紹介

それではここで、手元供養で多くの方にご愛用いただいているミニ仏壇をご紹介します。

現代の住空間や供養の考え方にフィットするデザインやサイズ感が魅力です。

ミニ仏壇|やさしい時間 祈りの手箱|ナチュラル

ミニ仏壇|やさしい時間 祈りの手箱|ナチュラル(仏具セット)

必要に応じて開け閉めができるタイプのミニ仏壇です。

洋風のテイストを盛り込んだ新しいスタイルの仏壇は、閉めておくと一見仏壇とは感じさせないフォルムで、お部屋に置いておいても違和感がありません。

また、必要な仏具がセットになっているので、初めての方にもとても便利で安心です。

高い技術を感じるなめらかな木の曲線美と、三具足には江戸硝子を使用。

コンパクトながら、こだわりのたくさんつまった、特別感あふれる祈りの空間を作り出してくれます。

ミニ仏壇|やさしい時間 祈りの手箱|ナチュラル(仏具セット)の商品詳細はこちら

モダンなミニ仏壇セット|アリーナ・ピュアホワイト

モダンなミニ仏壇セット|アリーナ・ピュアホワイト(セットプラン1)

金属の材質がモダンな印象を与える「アリーナ・ピュアホワイト」は、ホワイトのお色がより神聖な印象です。

アリーナの美しいアールを描くエンド部分は、くるんとまるまった形状になっていて、お花を飾っていただけます。

写真もマグネットで貼り付けるタイプなので、お好きなタイミングで自由に変えられます。

付属のミニ骨壷とおりんは、アリーナにぴったりのモダンなデザイン。お色を選べますので、お好みの印象にアレンジしてみてはいかがでしょうか。

モダンなミニ仏壇セット|アリーナ・ピュアホワイト(セットプラン1)の商品詳細はこちら

ミニ仏壇|OTOオト2・ブラウンセット

ミニ仏壇|OTOオト2・ブラウンセット

A4横サイズの大きなお写真を飾っていただけるフレームタイプのミニ仏壇に、ミニ骨壷とおりんが付いたセットです。

奥行がわずか9cmと場所を取りませんので、スペースが限られているお部屋にもおすすめです。

6種類から選べるミニ骨壷は、ミニ仏壇のブラウンとも調和するシックな色合い、おりんはまん丸でかわいらしいデザインをご用意しましたので、堅苦しさのない明るい印象に。

お気に入りの写真何枚かを組み合わせることもできますので、素敵な思い出とともに故人に語りかけてみるのも良いかもしれません。

ミニ仏壇|OTOオト2・ブラウンセットの商品詳細はこちら

ミニ仏壇|花といのり 厨子

ミニ仏壇|花といのり 厨子(白)

お花のそばで祈りを捧げるイメージでデザインされた「花といのり 厨子」は、ミニ骨壷やお位牌を飾れるぐらいのコンパクトなサイズ感で、スペースが限られているお部屋にもおすすめです。

厨子のまわりにお花やおりんなどを思い思いに飾ったり、付属の留め具で壁掛けにすることも可能。

お花を飾っているそばの壁にさりげなくかけると、お部屋のインテリアにすっと溶け込んで、暮らしをそっと見守る存在になってくれることでしょう。

ミニ仏壇|花といのり 厨子(白)の商品詳細はこちら

ミニ仏壇 | 祈りのステージ風・漆黒

ミニ仏壇 | 祈りのステージ風・漆黒(漆塗り)

まるで風が通り抜けるようにイメージされたミニ仏壇「祈りのステージ風」。そのフォルムは、見守ってくれている魂の存在を感じさせてくれるような神聖な印象です。

日本を代表する紀州漆器(黒江塗)の風格のある艶が、ブラックのお色をより一層引き立てて、特別感たっぷりに仕上がっています。

必要な仏具をお好みで選んでいただければ、自分らしいオリジナルの祈りの空間をお作りいただけます。

ミニ仏壇 | 祈りのステージ風・漆黒(漆塗り)の商品詳細はこちら

ミニ仏壇セット|風セットプラン4

先ほどの「祈りのステージ風」とはまた趣が異なり、開放感あふれるホワイトが印象的。

このホワイトは、日本の伝統色「卯の花」で仕上げたもので、艶やかな上品さと清らかな優しさを感じる風合いが魅力です。

合わせる仏具は、黒を基調とした真ちゅう製の仏具。仏具にあしらったゴールドのラインに合わせ、おりんはゴールドの球体が存在感たっぷりに輝く「たまゆらりん」を採用しました。

ホワイトとブラックのコントラストは、コンパクトながら存在感のある祈りの空間を演出してくれることでしょう。

ミニ仏壇セット|風セットプラン4(仏具セット)の商品詳細はこちら

おしゃれなミニ仏壇セット|ピクスタル

おしゃれなミニ仏壇セット|ピクスタル

特別感のあるステージ風の写真立てが印象的なミニ仏壇「ピクスタル」に、ミニ骨壷とおりんがついたシンプルなミニ仏壇セットです。

いかにも仏壇といった感じではなく、お写真を飾ってちょっとした祈りのスペースを作りたい方にぴったり。

ミニ骨壷には、球体型のスフィアを採用。木と金属それぞれの異なる質感が見事に調和したモダンなデザインが魅力で、フタ部分にも写真が飾れる仕様になっています。

ベル型のおりん「てのりん」との相性も◎ ブラックとシルバー2色から選べるのですが、カラーによって音色が少し異なるのも趣深いポイントです。

現代インテリアにもセンス良くなじみ、仏壇じまいをした後も毎日気負わず手を合わせられるような、そんな供養の場をお作りいただけます。

おしゃれなミニ仏壇セット|ピクスタル(ブラックセット)の商品詳細はこちら

ミニ仏壇|祈りのステージ・和やわらぎ

ブナ・アッシュ・ウォールナットと、カラーや風合いの異なる3種類の木材を効果的に組み合わせた、デザイン性の高いミニ仏壇「祈りのステージ・和やわらぎ」です。

祈りの手が幾重にも合わさったような美しいデザインは、先祖代々受け継いできた命をこれからもつないでいくような、希望を感じさせてくれます。

仏壇じまいをした後の手元供養は、形式にとらわれることなく思い思いの形で大丈夫。お気持ちに沿った好みの仏具を合わせて、自分らしい供養の場を作ってみてはいかがでしょうか。

ミニ仏壇|祈りのステージ・和やわらぎ(L)の商品詳細はこちら

火を使わないミニ仏壇|やさしい時間・祈りの手箱|ブラウン

火を使わないミニ仏壇|やさしい時間・祈りの手箱|ブラウン

現代の住空間に合わせた仏壇の普及とともに、供養の仕方もどんどん自由になり始めています。

たとえばお線香の煙が苦手な方や、火を使うのが心配な方には、火を使わない香りのお供え香が便利です。

セットのお供え香「エステバン」は、香りの先進国南フランス生まれ。香りを含ませたセラミックのオブジェは、見た目にもとても洗練されています。

祈りの手箱は、最初にご紹介したナチュラルよりも少し落ち着いた雰囲気のブラウンをチョイス。少しトーンを落とすことで、また違った特別感が生まれます。

火を使わないお香を付けたミニ仏壇セットは、一人暮らしのご年配の方にもとても人気の高いセットです。

火を使わないミニ仏壇|やさしい時間・祈りの手箱|ブラウン(エステバンセット)の商品詳細はこちら

ミニ仏壇|花といのり・ホワイトセット3

先にご紹介した「花といのり 厨子」に、おりん・ミニ骨壷・花立てをつけたシンプルな仏壇セットです。

お花のある祈りのスペースにふさわしいモンシロチョウをかたどったミニ骨壷は、かわいらしくもパール調の光沢が上品な印象。

さりげないアクセントカラー、カメオベージュの花立てともとても相性のよい組み合わせです。

大切な方が蝶になって家族の周りを楽しく飛び交っているような、そんな明るいイメージも湧いてきそうです。

おりんには、音色と余韻にこだわった「アストロリン」を採用。澄んだ美しい響きが、毎日のふとした瞬間に安らぎと調和を与えてくれることでしょう。

ミニ仏壇|花といのり・ホワイトセット3(仏具セット)の商品詳細はこちら

仏壇じまいのあとは「手元供養」で自分らしい供養を

従来の仏壇を現代の住空間で引き継いでいくのは、何かと負担も大きいものです。

もっと現代のスタイルに合ったものを、もっと自分らしい供養の方法をと模索することは、これからもご先祖様を大切に供養していくことにもつながります。

未来創想では、「手元供養」という新しい供養方法を通して、より納得のいく形でご先祖様を心ゆくまで供養いただけるようお手伝いしたいと願っています。

仏壇じまいでお悩みの際は、どうぞお気軽にご相談ください。

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