手仕事はグリーフケアに有効!東北女性の手仕事物産展
岩手・宮城・福島の女性たちが作った手芸品や加工品の物産展が大阪で開催されました。
ドーンセンターで開催されたとのこと、会社近くでしたのに、全く知らずに残念無念。
宮城県亘理町の引地恵さんは全壊した呉服店から譲り受けた古い反物で地元で作られていた巾着袋を再現。
福島県の菅野みずえさんは、浪江町の自宅から仮設住宅に移って、刺し子の付近と台拭きを作る。
ビーズ手芸作家の浪江町の酒井道子さんは、自宅を津波で流され今は福島市に住んで、支援者への御礼の品を作り始めた。
手仕事をすると「無心になれる」「人とのつながりが持てる」からと手仕事に打ち込んでおられます。
そして、収入があるということは「自分を大切にする心の余裕につながる」(毎日新聞・火論より)
一人ではなく、たくさんの仲間と会を立ち上げて取り組んでおられるようで、
仲間がいるということは素晴らしい力でしょうね。
売上を貯めて、みんなで温泉旅行に行きたいとか・・
被災されて、愛する家族を亡くし、家を失い、仕事を無くした女性たちにとって
手仕事はグリーフケアになると思います。
何もヤル気がでない、そんな時に人に誘われて手を動かすということはどんなに慰めになることでしょう。
人と会い、話し、手を動かす、色を選び、形を考える、その事自体がグリーフケアだと思います。
私の父は山形県出身ですが、叔母たちはみな手仕事が好きです。
長女は若い時には洋裁をしていました。ずっと書道も続けています。
次女はレース編み、毛糸の機械編み、手編み、アートフラワー、ペーパーフラワー、 木目込人形と数えるときりがありません。
三女は若い頃は洋裁をしていましたが、最近はミシンを出すのが面倒だと
パッチワークや刺繍をした袋物を作っています。
私にも作ってくれました。
大体、東北は冬が長いので、女性たちは家の中でできる手仕事をしていたのだと思います。
東北の女性たちがチクチクと針を動かして作る手芸品は
被災者も買った人の心も温めてくれると思います。
東北の女性手作り物産展が全国で成功しますことをお祈りいたします!!