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「終活」情報多彩、無料誌を創刊 浜松のNPO法人

「終活」情報多彩、無料誌を創刊 浜松のNPO法人

浜松市中区のNPO法人が、人生の終わりに向けた事前準備「終活」をテーマにした県内初の無料情報誌を創刊した。遺言や葬儀に関する情報を掲載し、老後の人生の充実にも焦点を当てた。NPOメンバーの深谷憲弘さんは「終活は残りの人生を自分らしく生きるための活動。死をタブー視せず、前向きに取り組むために役立ててほしい」と活用を呼び掛けている。

創刊したのは、浜松市内の葬儀会社とデザイン会社の関係者らでつくる「しずおか包括ケアネットe—ライフ支援」。情報誌の名前は「e—ライフ」で、A4判40ページ。施設紹介、葬儀、遺品整理などの項目ごとに専門知識や業者を紹介している。年2回発行する。

創刊号は「遺言書」と「エンディングノート」の違い、介護施設の種類と利用条件、散骨や樹木葬など多様化する葬儀スタイルなどを特集。高齢者向けの旅行会社や電子端末講座など、老後を生き生きと過ごすための情報も盛り込んだ。 情報誌発行に合わせ、6月に市内で開いた「終活フェア」には約300人が詰め掛けた。

紙面に登場する司法書士や葬儀社など約30団体がブースを設け、葬儀費用や相続などに関する質問に直接答えた。

シニア対象の婚活コーナーもあり「最期を一人で迎えたくない」という高齢者でにぎわったという。

葬儀会社代表も務める深谷さんは「人生の終わりを納得して迎えてほしい。

幸せの形は人それぞれ。多岐の要望に応える情報を提供したい」と話す。 5万部発行し、浜松市内の地域包括センターや公民館などで配布している。

次号は11?12月に発行し、同時に終活フェアも行う。 (2013/7/18 14:35)

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