今までの仏具になかった色、ピンク。喪の色ではないピンクが仏具に増えたのは、故人らしさを想って供養したいと願う遺族が増えているからにほかなりません。ピンクの仏具にはどのようなものがあるでしょうか。
仏具とは供養するための道具
仏具は、亡くなった人を供養するための道具です。家庭で使う仏具の多くは、お寺にある仏具を家庭で使いやすいように小さくしたり、簡略化したもの。そのため仏教色を濃く感じられます。
シンプルに考えると、何かを供えて礼拝するのが供養。供養の基本仏具を三具足(みつぐそく)といいます。
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- 【基本仏具の三具足】
- 花を供える花立。
- 香をたく香炉(線香立て)。
- 火を灯す灯立。
飾るときは、仏様に向かって左から花立て、香炉、灯立の順です。色にはとくに制限はありません。金など華やかな色も昔から使用されました。
故人のお気に入りの湯飲みやおちょこなどがあれば、赤でもピンクでも気にせずに仏具として活用するのもよいでしょう。
愛らしいピンクのミニ骨壷〜パステル・ピンク
ぽっちゃりしたお地蔵さんのようなフォルムと、マカロンのような淡いパステルカラー。今までの仏具になかった色です。
なかでもピンクは、ベビーピンクともいえる愛らしくかわいい色。幼くして逝ってしまった小さな命や少女のような心を持った故人にぴったりのミニ骨壷です。
仏具に見えないパステルシリーズ
パステルシリーズは持ち運びができるように作成された骨壷。衝撃に強いだけでなく、他の人の目についても仏具とわからないかわいらしさです。
写真を飾れるミニ骨壷〜ピクチュアリスフィア・ピンク
まんまるの愛らしい姿が人気のミニ骨壷ピクチュアリスフィア。ネジタイプの蓋で湿気から大切なお骨を守るだけでなく、木製のふたに切れ目が入っていて、写真を飾れるようにデザインされています。
形見を保管することもできるスフィアシリーズ
骨壷の内側までなめらかな仕上がりのため、お骨だけでなく大切な形見の指輪なども保管することができます。
かわいいピンクのおりん〜虹色おりん・ピンク
元々はお経のリズムを取る仏具でしたが、家庭の供養では故人に祈りを捧げる合図にもなっているおりん。そのおりんがカラフルな色になりました。
その名も虹色おりん。8色のおりんはカラフルな中にもどこか自然を感じさせる色になっています。
桜を感じさせるおりん
淡い優しいピンクは桜を感じさせる色目で、かわいい花が咲いたよう。コンパクトな大きさで、小さな祈りのスペースに最適です。
優しいピンクのミニ骨壷〜蕾・「桃花」
明治時代から続く豊泉窯(ほうせんがま)で作られるミニ骨壷は、ふっくりと膨らんだ 蕾(つぼみ)のような形。その中の彩シリーズは、焼きものでは難しいとされる色合いと質感が魅力。高い技術をもつ職人のなせる技で味わい深い魅力を持っています。
世界に一つの芸術品
3つのデザインのうち、“桃花”は、優しく淡いピンクを色付け。赤ちゃんを亡くしたママや、かわいい手元供養スペースをつくりたいとお考えの方に人気のミニ骨壷です。
骨壷の中は、手仕事による金箔仕上げ。成形、絵付け、金箔仕上げなど手作業で作られる骨壷は一つとして同じものがない芸術品です。
故人にあったピンク色の仏具でご供養を
ピンクは、心を明るくする色。故人のイメージや好みにあったピンクの仏具は、故人が喜ぶだけでなく、遺された人の悲しみを癒すかもしれません。
未来創想では、ピンクだけでなくさまざまなカラーの仏具をご提案。故人のイメージやご家庭のインテリアにあった祈りの空間を作るお手伝いをいたします。