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【線香の選び方】祈りに特別感が増すちょっとした豆知識

【線香の選び方】祈りに特別感が増すちょっとした豆知識

仏壇で手を合わせるときに当たり前のようにあげている線香ですが、実はちゃんとした意味があるのをご存じでしょうか。ここでは、線香をあげる意味や歴史をひも解きながら、線香の選び方についてご紹介します。知ることで、いつもの祈りの時間がさらに特別になることでしょう。

線香をあげる意味とは?

線香をあげるということには、主に3つの意味が込められています。

1.故人にそなえる食べ物

線香は、肉体を離れた故人の魂が、極楽浄土へたどり着くまでの食べ物とされています。

現在は通夜のみという地域もありますが、四十九日までは、線香を絶やさず焚いておくという風習があるのはこのためです。

2.煙と香りで故人と心をつなぐ

線香の香りと煙は、故人と心をつないでくれると言われています。線香をあげるということは、故人と静かに心を通わせる儀式とも言えるでしょう。

3.身を清める

故人と会話をするとき、心静かに身を清めたいと誰もが思うことでしょう。線香には、そう言った”身を清める“という意味もあります。

線香の意味と一緒に知っておきたい「祈り」の意味

お祈り

朝、仏壇で線香をあげ手を合わせるとき、どんなことを祈りますか。ひょっとしたら多くの方が、今日一日の無事をお願いするかもしれません。

昨今では、「願い」と「祈り」が同じ意味のように誤解をされがちですが、実は意味合いが全く違います。

人は普段寝るときに、明日生きていることを前提に眠りにつきますが、本来それは当たり前のことではありません。ですから、朝目を覚ますことができたら、今日も生かされたことへの感謝の気持ちをご先祖さまに伝えることが先決。

この感謝こそが「祈り」を意味し、そのあとに家族や健康のことなどをお願いするのが、本来の「朝のお勤め」です。

線香の歴史

線香の歴史はとても古く、飛鳥時代に、香木「沈香」が淡路島へ漂着したことが日本書紀に記されています。その後、唐の鑑真和上が来日し、仏典とともに香の製法や技術を伝え、さらに広がりを見せました。

江戸時代では、線香1本の燃焼時間を目安にして座禅を行うなど、時計代わりとしても使用されていたそうです。

線香とお香の違い

お香は香りを楽しむためのものであり、仏事などに用いられる線香とは区別されますが、作り方などの基本的なことは全く同じです。呼び方に区別はつけているものの、実際には、お香を線香として使っても問題はありません。

故人との会話や祈りに添える線香ですので、自分にしっくりとくる香りの線香を選ぶとよいでしょう。

線香の選び方

家庭用の線香であれば、香りや煙の量、長さなどを自分の好みで選べますが、進物用ですと、選び方に少し心配りが必要です。

進物用の線香は、百貨店や仏具専門店で購入するのが一般的で、価格的な相場は2000〜10000円前後のものをお求めになるとよいでしょう。

香りは、好みを選ばない白檀や、心を落ち着かせてくれるラベンダーなどが人気で、煙の少ないタイプがおすすめです。

線香の種類

線香にも長さや形状の異なる線香がいろいろとあります。代表的なものを少し見てみましょう。

  • 杉線香…杉の葉を原料に作られた線香で、焚くと杉の香りが。煙が多めで、お墓用として使われています。
  • 短寸線香…家庭用として使われる一般的なお香。135�oで燃焼時間は約25〜30分。香りもさまざまなものがお好みで選べます。
  • ミニ寸線香…短寸線香をさらに短くした93�oの長さで、燃焼時間は約19分。灰も少なくてすみますので、手元供養などの簡易仏壇にもよく使われています。
  • 渦巻線香…長時間燃焼タイプの線香で、約12時間燃焼し続けます。亡くなってから線香を絶やさない期間に用いられる、遺族の気持ちに寄り添って作られた線香です。
  • 長寸線香…約215mmととても長く、燃焼時間も約50分。寺社仏閣で読経や座禅を組むときなどに、時間の目安としても用いられる線香です。

手元供養にも線香で特別感を添えて

お仏壇にあげる線香についての話をしてきましたが、今、ライフスタイルの多様化にともない、「手元供養」という供養方法も増えています。

「手元供養」とは、遺骨ペンダントや小さな骨壷でご遺骨を身近に置くことで、故人を身近に感じられる供養方法。形式的ではなく、自由なスタイルで供養できるのが特徴です。

そんなフリースタイルの手元供養にも、小さなお鈴や線香を添えることで、グッと特別感が増しますので、安らぐ香り、故人が好きだった香りの線香を添えてみるのもおすすめです。

線香の意味を知って祈りの時間をもっと特別に

普段何気なくあげている線香も、その意味や歴史を知れば、祈りの時間がさらに特別なものになることでしょう。線香の選び方についても、こだわりをそっと添えたくなるに違いありません。

未来創想は、手元供養のアイテムが豊富に揃う専門店。「大切な方を自分らしく供養したい」。そんな方のためのお店ですので、手元供養についての疑問など、いつでもお気軽にご相談ください。

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