今回は、未来創想の商品を「どのように知り、どのようなきっかけでご購入に至ったのか」について、お客様のお話を伺いました。そのエピソードをご紹介いたします。
40歳で初めて体験した、喪主。
私が未来創想と出会ったのは2023年の10月に亡くなった私の父の仏壇をどうするかということを夫と話し合いをしている中でインターネットで見つけたのがきっかけです。
私の人生初となった喪主体験を未来創想の思い出とともにお話しいたします。
生前と死後
私は東京で生まれ過ごし、現在は2人の息子に恵まれ、夫の故郷である九州で現在は家族4人で暮らしています。そんな私が父の死をきっかけに人生初となる「喪主」という経験をを務めることになりました。
父は私が高校生の時に両親の離婚がきっかけで疎遠になっていました。結婚後は何度か連絡を取っていたものの父は実家のある千葉に住んでいたこともありなかなか会う機会はありませんでした。
そんな父からある日、「もう、ダメかもしれない。」と地面を這うような声で病院のベットから電話がかかってきました。
最初は事実を受け止めるまでに頭が真っ白になりましたが、ふとした瞬間、「パシャン」気持ちにスイッチが入り、昔の思い出が大波のように心に押し寄せ、3時間後には荷物をまとめて父のいる千葉まで、夫と子供を連れて向かっていました。
病名は末期の癌で、手の施しようもないほど転移していて、もってあと2ヶ月、むしろ生きていることが謎だと言われるほど病状は悪化していたのです。
父にも医師から余命宣告がなされ、私たち家族は残された時間をどう過ごすかという問いに、父を連れて九州に帰り、最後の時をみんなで過ごそうという決断をし、父を含めた家族全員で九州の自宅に帰ることにしました。
仏教と私。
九州に父と一緒に帰り、私たちの息子と一緒に過ごす時間が1ヶ月ぐらいあり、父はとても幸せそうにしていましたが、医師の宣言通りかけがえのない思い出を残して天国に旅立ちました。
父が亡くなる前までは、最後の時をどう過ごすか、何が食べたい、どこに行きたい、誰と話したいというのは父本人がいたので会話をしながら決めることができましたが、父の死後にやらなければいけないことに対する全ての意思決定は、今まで人生でこんなに難しいかったことはないと断言できるほど大変でした。もちろん私が初めての喪主であるということが一番大きな理由です。
私が父の死後手続きに手間取ったり、判断に悩んだ主なものが以下の3つです。
- 地方自治体毎の事務手続き
- お葬式について
- お葬式後の弔い方
1については生前住んでいた千葉と九州とをまたにかけ最後の時を過ごしたため、特殊な事情もあり二拠点で財産整理や死亡届の手続き、所得、年金の整理や、生命保険の手続きをすることになり、調べればわかることではありましたが、行政のデジタル化がなされていない箇所も多々あり、各都道府県を移動しながら手続きを進めました。
死後の悲しい気持ちに浸ること時間もなく期限が決まった手続きを進めるため、夫も含めて心身ともに疲れ切っている中、お葬式、お葬式後の弔い方について葬儀社や父の檀家となっているお寺様からお葬式の段取り、仏具の段取りなどの提案がなされていくのですが、提案を受けながら、私がふと思ったのが
「私、仏教のこと何もわからない」ということです。(各ご家庭で入信されている宗教はさまざまかと思いますが私の家族の場合は割と一般的ななになに宗とつくような仏教の檀家の家庭だったようです。)
私の父は千葉県のとある宗派の仏教を先祖代々信仰していました。
皆さんにも経験があることかもしれませんが、小さい頃に親に連れられてお寺やお墓の前でおじいいちゃんやおばあちゃんの3回忌などを行われたりしたこともあると思います。その時にはしみじみと亡くなった家族に思いを寄せるものですが、その時に私自身が認識できていなかったのかが、そのお寺の檀家=その仏教を進行している家族の一員なんだということです。
なので当然のようにその宗派の仏教の弔い方に則ってお葬式やその後の段取りが進んでいくのですが、
「鑑真って日本の人??中国から来た人だっけ??」
「仏教ってお肉食べたらダメなんでしたっけ??」
こんなお粗末な知識しかない私が、お寺の住職や葬儀社から一般的な仏具ですと出されて進められたものは、いわゆるおばあちゃんちに行ったらあった、オーセンティックなサイズも大きな仏壇で、その仏壇を改めて購入するという目線で見た時に、これからの私たちの生活にこの仏壇があるのことが全くイメージできませんでした。
決して仏様を否定したいわけでもないのに、漠然とした違和感と、そんなことを思っている自分も仏様に罰当たりなやつだなと、自己否定もしていました。
死後の弔い方に対して無知な私が、そうであっても父には死後についても家族みんなで気持ちを傾けて大切にしてあげたいという思いがあり、父のことを思い返してみると過去に婦人服店を営んだことがあったほど、一言で言うととてもおしゃれな人だったこともあり、その影響もあってか、私も私が結婚した夫もインテリアや、お洋服など人並みよりは気を使う家庭だったため、「THE 仏壇」がお家に飾られることが父にとっても私たちにとっても本当にその形が自分たちらしいのか、という迷いが生じていました。
故人を大切に思う気持ちが大事。
そこから私は夫と少しでも父に似合う仏具がないか、家にもそこまで違和感がなく設置できるものがないかを必死に調べ始め、未来創想に行きつきました。本当に出会った時には思わず映画のワンシーンのように「これだ。」と声が漏れていたのを覚えています。
未来創想に宗教の垣根を越えて今の現代で生きる私たちがちゃんと故人と向き合うために必要なデザインや商品に工夫が凝らされていて、あのまま提案を鵜呑みにして仏壇を買っていたら正直父のことが疎ましく思えたかもしれないなと今でも思うことがあります。
未来創想の商品を見てこれだったら私たちらしい生活を維持したまま父のこと大切に思えるなと自信が持てる商品がたくさんありました。さらに未来創想の商品は各仏教の宗派のしきたりなども考慮された上で設計されているので決して故人やお寺のあり方を否定するような商品になっていないことも魅力の一つで部屋にぴったりの仏具にしたけど、宗派のことに対して無知な私でも安心して購入することができました。
実際に私が購入した商品はこちらです。
ミニ仏壇セット|風セットプラン3(風、一文字、たまゆらりん、線香、ローソク)(日本製)

>ミニ仏壇セット|風セットプラン3(風、一文字、たまゆらりん、線香、ローソク)(日本製)の商品詳細はこちら
おりん|Cherinチェリン(シルバー)(日本製)

>おりん|Cherinチェリン(シルバー)(日本製)の商品詳細はこちら
少し不安ではありましたがお葬式を執り行ってもらった住職にも未来創想の商品をスマホで見せてこのような仏具を準備したいと思っているのですがご意見をいただけないかと相談したところ「仏様を大切に思う気持ちが大事です。形ではございません。」とお墨付きももらいました。
その瞬間にすぐに商品を取り寄せる段取りをしたのを今でも覚えています。
今の時代にあった悩みが解決できる未来創想

私が初体験した喪主という役目をこれからいろんな人が体験されると思います。私も実際にたくさんの初めてに出会ったことで調べたり、聞いたりしながら、とても苦労しました。
でも心の支えとして大切だった家族が死後も大切な存在として心に残っていくためにも、ご自身が納得できる弔い方で故人の方を思う気持ちが本当に大切だと思います。
その際の方法としてもちろん伝統的な仏教の習わしに則って弔うことも良いと思いますし、未来創想の商品でご自身にあった寄り添い方を考えることも良いことではないかと思います。
重ねてになりますが、皆さんの大切な人との思い出を自分らしく思い返せる向き合い方を創造できることを心からお祈りしています。