お墓参りに関する記事

押さえておきたい!お墓参りの5つのマナー

押さえておきたい!お墓参りの5つのマナー

葬祭には細かいマナーがあるので、お墓参りにも難しいマナーがあると思われるかもしれません。慣れていない場合は迷ってしまいますが、お墓参りのマナーはゆったりとしたものなので安心して故人をしのびましょう。


お墓参りのマナー1〜時期

お墓参りにマナー違反の時期はないので、自分が行きたいと思ったとき、行ける時期に行ってかまいません。

ただ、友人や知人のお墓参りをするときは、ご遺族に連絡を取ってからが理想。法要などのご遺族側の事情があるかもしれないためです。しかし、お墓参りは遺された人が悲しみを癒し心を落ち着ける習慣でもありますから、あまり神経質になる必要はないでしょう。


お墓参りのマナー2〜服装

お墓に眠る人に対して向き合うのに、ふさわしい服装と考えましょう。家族や友人なら普段着で十分です。

場所柄、肌の露出が多い服装や華美な服装は避けた方が無難。砂利道などもありますからサンダルやピンヒールなども避け、歩きやすい靴で出かけましょう。お墓の掃除もするときは、動きやすく濡れてもよい服装をおすすめします。


お墓参りのマナー3〜持ち物

”必ずこれを持っていかなくてはならない”というものはありません。ふと思い立って、何も持たずにお墓参りをしてもかまわないのです。

きちんとお墓参りをするときには、線香・お花などのお供えを持っていきましょう。掃除をしなくても、ちょっとしたゴミを持ち帰るのに、新聞紙か小さなビニール袋を準備しておくと便利です。数珠もあれば持っていきましょう。


お墓参りのマナー4〜お供え

仏壇やお墓へのお供えの基本は、香・花・灯燭(とうしょく)・浄水・飲食(おんじき)の5つで、五供(ごく)といいます。五つを供えるのが理想ですが、気持ちがこもっていればどれか一つでもかまいません。


供える花はなんでもよいのですが、少しの配慮がマナーにつながります。次に取り替える人が怪我をしないようにトゲの処理をしたり、葉や花びらが飛び散りやすい植物は少な目に生けるなど考えるとよいでしょう。

花ばさみを持っていくと便利です。


マナーとして必ず覚えておきたいのは、”線香についた火を吹き消さない”です。線香を振るか、手で扇いで火を消しましょう。火をつけるためのマッチやライター、ロウソクが必要です。


灯燭

お墓参りでは忘れがちですが、ロウソクに灯した火もお供えものの一つ。ただし墓石の上にロウを垂らして立てるのは、お墓が傷むのでやってはいけません。安定するキャンドル立てに入れ、火をつけてお供えしましょう。

帰るときには忘れずに火を消しますが、線香と同じく息を吹きかけずに手や扇子で扇ぎ消すのがマナーです。


浄水・飲食

浄水はお水やお茶、飲食(おんじき)は供えるご飯を指します。お墓参りの時には、肉類や魚介類・ニオイの強いニンニクなどは避けたうえで、故人が好きだった飲み物・果物やお菓子を供えるとよいでしょう。半紙や懐紙を下に敷くと丁寧です。

お酒などはお墓にかけると墓石が傷みますから、安定のよい器で供えます。お供えしたものは、お墓を傷めないためにも持ち帰るのがマナーです。


お墓参りのマナー5〜作法

堅苦しく考える必要はありませんが、厳粛な場所という意識を持つとよいでしょう。


周りのお墓に配慮

よそのお墓の敷地に入らないのはマナーとして当然なのですが、掃除の時にどうしても入ってしまう場合は、相手のお墓にも合掌して一礼しましょう。子供と一緒の時には、ほかのお墓に入ったり触らないように気をつけます。


お墓参りの手順

まずは合掌して簡単に掃除をし、線香やお花などの供物をお供えしましょう。複数人で行ったときは、故人にゆかりの深い人からお参りします。

線香にかからないようお墓にたっぷりきれいな水をかけ、手を合わせて心の中で故人に語りかけます。宗派ごとや地域の作法もありますので、気になる場合はお寺や、近所に尋ねておきましょう。


お墓まいりも人を思う気持ちがマナー

お墓まいりに限らず、”周りの人を不快にしない”のがマナーの大前提。どうするか迷ったときは、周りの人に迷惑がかからないか、故人の顔に泥を塗らないか考えるとよいのでしょう。

お墓参りのマナーはあまり難しくはありませんが、お墓参りのときしか故人に会えないのも寂しいもの。未来創想では、日常の中で故人と向き合いやすい手元供養の品々を、数多くご提案しています。

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