赤ちゃんの供養に関する記事
水子供養を行う理由は?手元供養で愛する我が子へ想いを伝えよう
水子供養とは? 水子供養(みずこくよう)とは、流産・死産・人工中絶などで亡くなった胎児や、出産後間もなく亡くなった胎児に対して行う供養のことです。 法律では、妊娠12週以降(4か月以降)から死産とみなされ、7日以内に死産届の提出を行った後に火葬が義務付けられています。 火葬後のご遺骨は、お墓や納骨堂、もしくは自宅で手元供養することもできます。 なぜ「水子」なのか? お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんや、産まれて間もない赤ちゃんは、尊い魂を持っており昔から「水子」と呼ばれていました。「水子」という言葉の由来には、いくつかの説が存在します。 1つ目は、亡くなった胎児を川に流して葬送していた説です。昔、胎児や赤ん坊が亡くなった際、川に流して葬送する風習があったことから「水に流す子供」という意味で「水子」と呼ばれたとされます。 2つ目は、この世に生まれることなく亡くなったため、「この世界を見ずに去った子」という意味から「見ず子」とし、これが「水子」に転じたとする説です。 3つ目は、古事記に登場する神話のヒルコ(水蛭子)が海に流されたことから、未熟な子供を「水子」と呼ぶようになったという神話的な説もあります。これらの説が混在して、「水子」という言葉が広まったと考えられています。 水子供養のご本尊は水子地蔵 水子供養のご本尊は、子どもたちを見守り願いを叶えてくれる仏様「水子地蔵」です。 水子の魂は、あの世に続く三途の川を渡れなかったため、三途の川の手前「賽の河原(さいのかわら)」で石を積み上げていたとされています。その水子を救うのが水子地蔵なのです。 水子供養を行う理由 水子供養を行う理由の一つは、亡くなった赤ちゃんのことを忘れないためです。 流産や死産、中絶によって命を失った赤ちゃんは、この世に存在した大切な存在であり、その命をしっかりと供養することが両親の心の癒しにつながります。また、水子供養を通じて赤ちゃんの命と向き合い、亡くした悲しみと向き合うきっかけにもなるでしょう。 さらに、水子供養は、両親が自責の念や後悔の感情から立ち直り、赤ちゃんの幸せを祈りながら自身の感情に整理をつけるための重要な儀式です。 水子供養を行う期間 水子供養は、いつからでも始められ、両親が心の整理をつけるタイミングに合わせて行うのが一般的です。 妊娠12週以降の死産では、死産届の提出や火葬など法的な手続きが必要ですが、水子供養には「◯日後に始めなければならない」といった決まりはありません。これは、赤ちゃんの魂はこの世を知らない純粋な存在で、すぐに急いで供養をしなくても成仏できるとされているためです。 また、供養の終了時期についても特に決まりはなく、心が落ち着くまで続けてよいとされています。 寺院で水子供養する方法 寺院では、法要や戒名授与など、いくつかの方法で水子供養を行えます。水子供養のやり方が分からない、正式な供養を行いたい場合は寺院に依頼するといいでしょう。ここでは、寺院で水子供養する方法について紹介します。 永代供養を行う 永代供養は水子供養の一つの方法であり、寺院が亡くなった胎児の供養を長期にわたって行ってくれるものです。 通常、永代供養はお墓に関することで子孫に負担をかけたくない人や、身寄りがない場合に選ばれる供養方法ですが、水子にも行われることがあります。 例えば、望まれない妊娠の場合や、供養する人がいない場合に永代供養はおすすめです。 法要を行う 寺院では、水子供養のための法要を行っており、法要には「個別法要」と「合同法要」の2種類があります。 合同法要では、愛する我が子を失い深い悲しみを感じている方がいらっしゃるので、小さなお子様は参列できないことがあります。合同法要する際は、事前に寺院に問い合わせておきましょう。 戒名の授与を行う...
水子供養を行う理由は?手元供養で愛する我が子へ想いを伝えよう
水子供養とは? 水子供養(みずこくよう)とは、流産・死産・人工中絶などで亡くなった胎児や、出産後間もなく亡くなった胎児に対して行う供養のことです。 法律では、妊娠12週以降(4か月以降)から死産とみなされ、7日以内に死産届の提出を行った後に火葬が義務付けられています。 火葬後のご遺骨は、お墓や納骨堂、もしくは自宅で手元供養することもできます。 なぜ「水子」なのか? お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんや、産まれて間もない赤ちゃんは、尊い魂を持っており昔から「水子」と呼ばれていました。「水子」という言葉の由来には、いくつかの説が存在します。 1つ目は、亡くなった胎児を川に流して葬送していた説です。昔、胎児や赤ん坊が亡くなった際、川に流して葬送する風習があったことから「水に流す子供」という意味で「水子」と呼ばれたとされます。 2つ目は、この世に生まれることなく亡くなったため、「この世界を見ずに去った子」という意味から「見ず子」とし、これが「水子」に転じたとする説です。 3つ目は、古事記に登場する神話のヒルコ(水蛭子)が海に流されたことから、未熟な子供を「水子」と呼ぶようになったという神話的な説もあります。これらの説が混在して、「水子」という言葉が広まったと考えられています。 水子供養のご本尊は水子地蔵 水子供養のご本尊は、子どもたちを見守り願いを叶えてくれる仏様「水子地蔵」です。 水子の魂は、あの世に続く三途の川を渡れなかったため、三途の川の手前「賽の河原(さいのかわら)」で石を積み上げていたとされています。その水子を救うのが水子地蔵なのです。 水子供養を行う理由 水子供養を行う理由の一つは、亡くなった赤ちゃんのことを忘れないためです。 流産や死産、中絶によって命を失った赤ちゃんは、この世に存在した大切な存在であり、その命をしっかりと供養することが両親の心の癒しにつながります。また、水子供養を通じて赤ちゃんの命と向き合い、亡くした悲しみと向き合うきっかけにもなるでしょう。 さらに、水子供養は、両親が自責の念や後悔の感情から立ち直り、赤ちゃんの幸せを祈りながら自身の感情に整理をつけるための重要な儀式です。 水子供養を行う期間 水子供養は、いつからでも始められ、両親が心の整理をつけるタイミングに合わせて行うのが一般的です。 妊娠12週以降の死産では、死産届の提出や火葬など法的な手続きが必要ですが、水子供養には「◯日後に始めなければならない」といった決まりはありません。これは、赤ちゃんの魂はこの世を知らない純粋な存在で、すぐに急いで供養をしなくても成仏できるとされているためです。 また、供養の終了時期についても特に決まりはなく、心が落ち着くまで続けてよいとされています。 寺院で水子供養する方法 寺院では、法要や戒名授与など、いくつかの方法で水子供養を行えます。水子供養のやり方が分からない、正式な供養を行いたい場合は寺院に依頼するといいでしょう。ここでは、寺院で水子供養する方法について紹介します。 永代供養を行う 永代供養は水子供養の一つの方法であり、寺院が亡くなった胎児の供養を長期にわたって行ってくれるものです。 通常、永代供養はお墓に関することで子孫に負担をかけたくない人や、身寄りがない場合に選ばれる供養方法ですが、水子にも行われることがあります。 例えば、望まれない妊娠の場合や、供養する人がいない場合に永代供養はおすすめです。 法要を行う 寺院では、水子供養のための法要を行っており、法要には「個別法要」と「合同法要」の2種類があります。 合同法要では、愛する我が子を失い深い悲しみを感じている方がいらっしゃるので、小さなお子様は参列できないことがあります。合同法要する際は、事前に寺院に問い合わせておきましょう。 戒名の授与を行う...
天使ママ・天使パパにおすすめの手元供養|赤ちゃんを供養できるミニ仏壇とは?
赤ちゃんを亡くした天使ママ・天使パパは、深い悲しみの中、多くの心配事に対処しなければならず大変な時かと思います。 本記事では、天使ママ・天使パパに必要なものや赤ちゃんを供養する際に適した手元供養について詳しく紹介します。 天使ママ・天使パパとは 流産や死産、または新生児死など、赤ちゃんを亡くされたお父さま・お母さまのことを指します。 流産は、すべての妊娠の約10~15%を占めるとされていて、決してまれなことではありません。自分のお腹に命が宿り、ママとして少しずつ成長する赤ちゃんを感じながら、会える日を楽しみに過ごす日々はかけがえのない幸せです。 しかし、突然その大切な赤ちゃんを失ってしまった悲しみとショックは、とても大きくなかなか癒えることがない心の傷となるでしょう。 天使ママ・天使パパと呼ぶことで、生まれてくる赤ちゃんのママ・パパになれなかった方の心の傷や苦しみを少しでも軽くしようという思いやりが感じられる言葉といえるでしょう。 赤ちゃんを亡くした天使ママ・天使パパの辛さ 赤ちゃんを亡くした天使ママ・天使パパは、大きなショックを受けながらもやらなければいけないことがたくさんあり、身体も心も休まる時がありません。 すぐに葬儀や手続きが必要 妊娠12週以降に亡くなった赤ちゃんは、出産しなくても墓地、埋葬等に関する法律に基づいて火葬をしなければいけません。さらに、妊娠24週以降の死産では、24時間安置してから火葬となります。 自宅で赤ちゃんを安置する場合は、遺体を保冷するドライアイスを用意します。このように、流産するとすぐに赤ちゃんの葬儀や亡くなった届出など、事務的な処理を行わなければいけません。 赤ちゃんの顔や体に触れて寄り添う時間もあまりない上に、赤ちゃんが亡くなった後にやるべきことを進めていかなければいけないのです。 職場や周囲の環境が辛くなることも 近年は、妊娠・出産をしても仕事を続ける女性が少なくありません。赤ちゃんを授かったことを職場に伝えて産休を取る準備をしているときに赤ちゃんを亡くしてしまった場合、職場へ流産の報告をしたり仕事復帰をするのが辛いと感じる方も多いでしょう。 また、妊娠を知っている方から「予定日はいつ?」「出産の準備はどう?」などと声をかけられて、赤ちゃんを失った悲しみがさらに増してしまう人もいるかもしれません。 自分の気持ちに蓋をして周囲との関係性を続けなければいけないため、赤ちゃんを失った悲しみ以外の人間関係の辛さも一緒に抱えることになります。 ゆっくり赤ちゃんを供養する時間が取れない 仕事をしている方や既にお子さんがいる方は、赤ちゃんが亡くなってもゆっくり供養する時間が取れないまま、今までの日常を過ごさなければいけない場合もあります。 産休に入っていない段階で流産してしまうと、そのまま仕事を続けることになるため、心身の負担を抱えながら忙しい日々を送らなければいけません。また、第二子や第三子を亡くした場合は、上の子供の世話や家事を継続しなければならず、亡くなった赤ちゃんに思いを馳せることもままならない方もいるでしょう。 悲しみや後悔などの気持ちを抱えて、赤ちゃんを供養してあげたいと思いながらもなかなか向き合うことができずに時間が過ぎてしまいます。 天使ママ・天使パパに必要なこと 悲しみが癒える間もなく、忙しい時間を送る天使ママ・天使パパも多いですが、なるべく意識して時間を取って自分自身の心身を休めることと、赤ちゃんを供養する機会を作りましょう。 ゆっくり体を休める まずはゆっくり体を休める時間を確保しましょう。流産は天使ママの身体にとっても大きな負担がかかります。さらに、赤ちゃんを亡くした悲しみに打ちひしがれているため、自分の体のことまでなかなか気が回らない方も少なくありません。 天使パパも同じく、天使ママを支えながらも赤ちゃんを亡くした悲しみを消化しなければいけないため、心の負担が大きいでしょう。パパもママも十分な睡眠を取るよう心がけ、食欲がなくても栄養バランスを考えて少しでも食事を摂るようにしてください。 悲しみにじっくり浸る 大事に育ててきた小さな家族を亡くした悲しみは、簡単には癒えません。日々の雑事に追われていてもふとしたときに、赤ちゃんのことを思い出し心が傷むこともあるでしょう。無理に忘れる必要はないので、悲しみにじっくり浸る時間を持ちましょう。 可能であれば仕事や家のことは少しお休みして、赤ちゃんのことを思い出してあげてください。遺骨やエコー写真など、赤ちゃんに関係あるものを身近に置いておくのもよいでしょう。 無理に忘れようとしたり他のことで忙しくしたりせず、自然に前を向けるようになるまで赤ちゃんと共に過ごしてください。...
天使ママ・天使パパにおすすめの手元供養|赤ちゃんを供養できるミニ仏壇とは?
赤ちゃんを亡くした天使ママ・天使パパは、深い悲しみの中、多くの心配事に対処しなければならず大変な時かと思います。 本記事では、天使ママ・天使パパに必要なものや赤ちゃんを供養する際に適した手元供養について詳しく紹介します。 天使ママ・天使パパとは 流産や死産、または新生児死など、赤ちゃんを亡くされたお父さま・お母さまのことを指します。 流産は、すべての妊娠の約10~15%を占めるとされていて、決してまれなことではありません。自分のお腹に命が宿り、ママとして少しずつ成長する赤ちゃんを感じながら、会える日を楽しみに過ごす日々はかけがえのない幸せです。 しかし、突然その大切な赤ちゃんを失ってしまった悲しみとショックは、とても大きくなかなか癒えることがない心の傷となるでしょう。 天使ママ・天使パパと呼ぶことで、生まれてくる赤ちゃんのママ・パパになれなかった方の心の傷や苦しみを少しでも軽くしようという思いやりが感じられる言葉といえるでしょう。 赤ちゃんを亡くした天使ママ・天使パパの辛さ 赤ちゃんを亡くした天使ママ・天使パパは、大きなショックを受けながらもやらなければいけないことがたくさんあり、身体も心も休まる時がありません。 すぐに葬儀や手続きが必要 妊娠12週以降に亡くなった赤ちゃんは、出産しなくても墓地、埋葬等に関する法律に基づいて火葬をしなければいけません。さらに、妊娠24週以降の死産では、24時間安置してから火葬となります。 自宅で赤ちゃんを安置する場合は、遺体を保冷するドライアイスを用意します。このように、流産するとすぐに赤ちゃんの葬儀や亡くなった届出など、事務的な処理を行わなければいけません。 赤ちゃんの顔や体に触れて寄り添う時間もあまりない上に、赤ちゃんが亡くなった後にやるべきことを進めていかなければいけないのです。 職場や周囲の環境が辛くなることも 近年は、妊娠・出産をしても仕事を続ける女性が少なくありません。赤ちゃんを授かったことを職場に伝えて産休を取る準備をしているときに赤ちゃんを亡くしてしまった場合、職場へ流産の報告をしたり仕事復帰をするのが辛いと感じる方も多いでしょう。 また、妊娠を知っている方から「予定日はいつ?」「出産の準備はどう?」などと声をかけられて、赤ちゃんを失った悲しみがさらに増してしまう人もいるかもしれません。 自分の気持ちに蓋をして周囲との関係性を続けなければいけないため、赤ちゃんを失った悲しみ以外の人間関係の辛さも一緒に抱えることになります。 ゆっくり赤ちゃんを供養する時間が取れない 仕事をしている方や既にお子さんがいる方は、赤ちゃんが亡くなってもゆっくり供養する時間が取れないまま、今までの日常を過ごさなければいけない場合もあります。 産休に入っていない段階で流産してしまうと、そのまま仕事を続けることになるため、心身の負担を抱えながら忙しい日々を送らなければいけません。また、第二子や第三子を亡くした場合は、上の子供の世話や家事を継続しなければならず、亡くなった赤ちゃんに思いを馳せることもままならない方もいるでしょう。 悲しみや後悔などの気持ちを抱えて、赤ちゃんを供養してあげたいと思いながらもなかなか向き合うことができずに時間が過ぎてしまいます。 天使ママ・天使パパに必要なこと 悲しみが癒える間もなく、忙しい時間を送る天使ママ・天使パパも多いですが、なるべく意識して時間を取って自分自身の心身を休めることと、赤ちゃんを供養する機会を作りましょう。 ゆっくり体を休める まずはゆっくり体を休める時間を確保しましょう。流産は天使ママの身体にとっても大きな負担がかかります。さらに、赤ちゃんを亡くした悲しみに打ちひしがれているため、自分の体のことまでなかなか気が回らない方も少なくありません。 天使パパも同じく、天使ママを支えながらも赤ちゃんを亡くした悲しみを消化しなければいけないため、心の負担が大きいでしょう。パパもママも十分な睡眠を取るよう心がけ、食欲がなくても栄養バランスを考えて少しでも食事を摂るようにしてください。 悲しみにじっくり浸る 大事に育ててきた小さな家族を亡くした悲しみは、簡単には癒えません。日々の雑事に追われていてもふとしたときに、赤ちゃんのことを思い出し心が傷むこともあるでしょう。無理に忘れる必要はないので、悲しみにじっくり浸る時間を持ちましょう。 可能であれば仕事や家のことは少しお休みして、赤ちゃんのことを思い出してあげてください。遺骨やエコー写真など、赤ちゃんに関係あるものを身近に置いておくのもよいでしょう。 無理に忘れようとしたり他のことで忙しくしたりせず、自然に前を向けるようになるまで赤ちゃんと共に過ごしてください。...
流産した赤ちゃんの供養はどうすればいい?供養方法や供養できる場所を紹介
赤ちゃんを流産してしまったときの家族の悲しみは、言葉では言い表せないものです。この世に生を受けなくても、ひとときでも家族として一緒に過ごした時間はかけがえのないもので、なかなか後悔や苦しみの中から抜け出せない方も少なくありません。流産した赤ちゃんの供養は、赤ちゃんを弔い家族の気持ちを癒すための大切な儀式です。今回は、流産した赤ちゃんの供養ができる場所や供養方法などについて詳しく紹介します。 流産した赤ちゃんの供養はできる? 生まれてくる前に流産してしまった赤ちゃんや、生まれて間もない時期に亡くなってしまった赤ちゃんの供養はさまざまな形で行えます。 以前は四十九日を過ぎてから、お墓や納骨堂などに納骨するやり方が一般的でしたが、最近は別の形での赤ちゃんを供養する方も増えています。 水子供養とは? 水子供養とは、生まれる前にお腹の中で亡くなった赤ちゃんや生まれてきてから短い期間で亡くなってしまった赤ちゃんの供養です。 水子と呼ぶ理由は、生まれる前に光を見ずに亡くなった(見ずこ)といわれるようになった説や、古い時代の日本では死産した胎児や早いうちに亡くなった乳児を川に流して供養していたなどの説があります。水子供養をすることで、この世に生まれられず両親と一緒に過ごせなかった赤ちゃんの思いや、我が子を失った家族の悲しみなどを多少でも癒すことができます。 流産した赤ちゃんに供養が必要な理由 生まれる前に亡くなった赤ちゃんや、生後まもなく亡くなった赤ちゃんを供養する理由はさまざまあります。 1つは、家族が我が子を失った悲しみから立ち直るためです。中絶とは別に、望んで妊娠した場合でも残念ながら赤ちゃんが無事に育たずに亡くなってしまうケースはあります。「自分のせいで亡くなってしまったのではないか」「あのとき、安静にしていた方が良かったのかもしれない」など、自分を責めたり後悔したりしてなかなか悲しみから立ち直れないことも少なくありません。 赤ちゃんの供養は、悲しみから1歩前に進むきっかけになります。また、赤ちゃんの供養をすることで、赤ちゃんをずっと忘れずにいられるのも大きな理由でしょう。 毎月、毎年、赤ちゃんを供養する日が来るたびに、もう一人家族がいたことを思い出せます。小さな赤ちゃんの命と向き合えるのが供養です。 流産した赤ちゃんの供養ができる場所 流産した赤ちゃんの供養を行える場所は、主に以下になります。 お寺 神社 自宅 それぞれ詳しく紹介します。 お寺 水子供養をお寺に依頼して行います。家のお墓がある菩提寺にお願いすると、先祖と同じところで赤ちゃんも供養してもらえます。 菩提寺が特に決まっていない場合は、水子供養を行っているお寺を探して依頼するとよいでしょう。インターネットで検索すれば、いろいろ見つけられます。可能であれば、いくつかお寺を実際に見に行って住職のお話やお寺の雰囲気などを確認して水子供養をするお寺を決めましょう。 神社 一般的にお寺は仏様を、神社は神様がお祀りされているところです。 そのため、お寺では現世の幸せや死後の極楽浄土へ行くために祈りを捧げ、神社では神様に感謝を伝え今の世の幸せを祈る場所とされています。しかし、一部の神社では、赤ちゃんを失った家族の苦しみに寄り添うために水子供養を行ってくれるところもあります。すべての神社で水子供養に対応しているわけではないので、神社で水子供養をしたい場合は、あらかじめ確認してから供養しましょう。 自宅 自宅で流産した赤ちゃんを供養することも可能です。赤ちゃんの位牌やご遺骨の一部などを自宅に保管し、家族で供養しましょう。 位牌には、赤ちゃんに付けようと思っていた名前や、水子供養したお寺でいただいた戒名などを刻みます。また、遺骨がある場合はミニ骨壷などに入れて自宅で手元供養することも可能です。 流産した赤ちゃんの供養を行う時期 流産した赤ちゃんの供養を行う時期は、特に定められてはいません。 妊娠12週以降に死産した場合は、死産届の提出や火葬の期限が決められています。しかし、水子供養の時期は決まっていないので、両親や家族の気持ちが落ち着いたタイミングで供養を行えばよいでしょう。...
流産した赤ちゃんの供養はどうすればいい?供養方法や供養できる場所を紹介
赤ちゃんを流産してしまったときの家族の悲しみは、言葉では言い表せないものです。この世に生を受けなくても、ひとときでも家族として一緒に過ごした時間はかけがえのないもので、なかなか後悔や苦しみの中から抜け出せない方も少なくありません。流産した赤ちゃんの供養は、赤ちゃんを弔い家族の気持ちを癒すための大切な儀式です。今回は、流産した赤ちゃんの供養ができる場所や供養方法などについて詳しく紹介します。 流産した赤ちゃんの供養はできる? 生まれてくる前に流産してしまった赤ちゃんや、生まれて間もない時期に亡くなってしまった赤ちゃんの供養はさまざまな形で行えます。 以前は四十九日を過ぎてから、お墓や納骨堂などに納骨するやり方が一般的でしたが、最近は別の形での赤ちゃんを供養する方も増えています。 水子供養とは? 水子供養とは、生まれる前にお腹の中で亡くなった赤ちゃんや生まれてきてから短い期間で亡くなってしまった赤ちゃんの供養です。 水子と呼ぶ理由は、生まれる前に光を見ずに亡くなった(見ずこ)といわれるようになった説や、古い時代の日本では死産した胎児や早いうちに亡くなった乳児を川に流して供養していたなどの説があります。水子供養をすることで、この世に生まれられず両親と一緒に過ごせなかった赤ちゃんの思いや、我が子を失った家族の悲しみなどを多少でも癒すことができます。 流産した赤ちゃんに供養が必要な理由 生まれる前に亡くなった赤ちゃんや、生後まもなく亡くなった赤ちゃんを供養する理由はさまざまあります。 1つは、家族が我が子を失った悲しみから立ち直るためです。中絶とは別に、望んで妊娠した場合でも残念ながら赤ちゃんが無事に育たずに亡くなってしまうケースはあります。「自分のせいで亡くなってしまったのではないか」「あのとき、安静にしていた方が良かったのかもしれない」など、自分を責めたり後悔したりしてなかなか悲しみから立ち直れないことも少なくありません。 赤ちゃんの供養は、悲しみから1歩前に進むきっかけになります。また、赤ちゃんの供養をすることで、赤ちゃんをずっと忘れずにいられるのも大きな理由でしょう。 毎月、毎年、赤ちゃんを供養する日が来るたびに、もう一人家族がいたことを思い出せます。小さな赤ちゃんの命と向き合えるのが供養です。 流産した赤ちゃんの供養ができる場所 流産した赤ちゃんの供養を行える場所は、主に以下になります。 お寺 神社 自宅 それぞれ詳しく紹介します。 お寺 水子供養をお寺に依頼して行います。家のお墓がある菩提寺にお願いすると、先祖と同じところで赤ちゃんも供養してもらえます。 菩提寺が特に決まっていない場合は、水子供養を行っているお寺を探して依頼するとよいでしょう。インターネットで検索すれば、いろいろ見つけられます。可能であれば、いくつかお寺を実際に見に行って住職のお話やお寺の雰囲気などを確認して水子供養をするお寺を決めましょう。 神社 一般的にお寺は仏様を、神社は神様がお祀りされているところです。 そのため、お寺では現世の幸せや死後の極楽浄土へ行くために祈りを捧げ、神社では神様に感謝を伝え今の世の幸せを祈る場所とされています。しかし、一部の神社では、赤ちゃんを失った家族の苦しみに寄り添うために水子供養を行ってくれるところもあります。すべての神社で水子供養に対応しているわけではないので、神社で水子供養をしたい場合は、あらかじめ確認してから供養しましょう。 自宅 自宅で流産した赤ちゃんを供養することも可能です。赤ちゃんの位牌やご遺骨の一部などを自宅に保管し、家族で供養しましょう。 位牌には、赤ちゃんに付けようと思っていた名前や、水子供養したお寺でいただいた戒名などを刻みます。また、遺骨がある場合はミニ骨壷などに入れて自宅で手元供養することも可能です。 流産した赤ちゃんの供養を行う時期 流産した赤ちゃんの供養を行う時期は、特に定められてはいません。 妊娠12週以降に死産した場合は、死産届の提出や火葬の期限が決められています。しかし、水子供養の時期は決まっていないので、両親や家族の気持ちが落ち着いたタイミングで供養を行えばよいでしょう。...
流産や死産した赤ちゃんの供養方法|埋葬までの流れや心のケア方法も解説
妊娠してから残念ながら出産できずに亡くなってしまう赤ちゃんは、実は少なくありません。生まれなくても赤ちゃんは大切な家族の一人です。赤ちゃんが安らかに過ごせるよう供養したいと考える家族も多いでしょう。しかし、流産や死産などの場合、家族が立ち直るまで時間がかかるうえ、センシティブな問題のため、供養についてなかなか人に聞けずどうすればいいのかわからないという方もいます。今回は、流産した場合の赤ちゃんの供養の仕方や時期、具体的な流れについて詳しくお伝えします。 出生前に亡くなるケースはいろいろ 妊娠してから生まれるまでに赤ちゃんが亡くなってしまうケースはいろいろあります。 流産 流産は妊娠22週未満で赤ちゃんが亡くなってしまうことをいいます。流産の80%以上は妊娠11週目までの初期に発生するといわれています。また、出血や腹痛など母体が感じる自覚症状がないまま、赤ちゃんが亡くなってしまうのが稽留流産です。一般的に稽留流産は妊娠6〜9週目頃の初期に起こることが多く、妊娠12週未満で赤ちゃんが亡くなった場合は、死産届の提出は必要ありません。専門の業者が赤ちゃんを引き取り火葬するため、葬儀は行わずに見送るケースがほとんどです。しかし、稽留流産でもお寺で読経してもらったり自宅で位牌を祀って供養したりすれば水子供養は可能です。 死産 死産とは、妊娠12週以降に赤ちゃんが亡くなることをいいます。また、出生してまもなく赤ちゃんが亡くなった場合も死産となります。死産すると死産届を住んでいる地域の市区町村へ提出しなければいけません。 中絶 妊娠しても何らかの理由で妊娠が継続できなかったり、望まない妊娠をしたりした場合は中絶手術を行います。妊娠12週未満までに行う中絶手術を初期中絶手術といい、妊娠22週未満までに行う中絶手術は中期中絶手術といいます。それぞれ、手術の方法が異なります。また、妊娠22週以降は、どんな理由があっても人工妊娠中絶は行えません。妊娠12週以降に中絶手術を受ける場合は、死亡届の提出と火葬による埋葬が義務化されています。 不妊治療 不妊治療を行う際に、赤ちゃんが発育不全で流産するケースもあります。不妊治療による流産の場合は、妊娠10週までに流産するケースが多いといわれています。 流産後に気をつけるべきこと 流産すると深い悲しみが押し寄せてお母さんはなかなか立ち直れません。自分を責めたり赤ちゃんのことを思い続けたりして、自分の心や体のケアまで気が回らない方も多いでしょう。しかし、流産は母体にとっても大きな負担がかかります。なるべくゆっくり過ごして以下のことに気をつけましょう。 体を冷やさない 流産後は、季節に関係なく体を冷やさないようにしましょう。特に手首、足首や首元はストールや指無し手袋、レッグウォーマーなどで温めてください。お腹周りは、腹巻きやカイロを使いましょう。夏場でもエアコンが効きすぎていると、体が冷えてしまいます。設定温度を高めにして、冷えを感じるようであれば、靴下や腹巻き、レッグウォーマーなどで対策を取りましょう。 睡眠を十分取る 体を回復させるためには、十分な睡眠が必要です。意識して睡眠時間を確保しましょう。流産の影響で血液が不足して寝つきが悪くなったり、眠っても途中で目が覚めてしまうこともあるかもしれません。その場合は、無理に眠ろうとするとなかなか眠れなくなってしまうため、ただ横になって目を閉じて呼吸を意識するとリラックスして体を休められます。 バランスの取れた食事を心がける 流産のショックと悲しみで食欲がなくなってしまうかもしれませんが、なるべくバランスの取れた食事を少しでも食べるようにしましょう。冷たい飲み物や脂っぽいもの、香辛料の多いものなどは避け、消化の良い食べ物を選んでください。しょうがやはちみつなど、体を温めるものを取り入れましょう。とり肉やレバー、山芋なども体を温める働きがあります。これらの材料でスープを作るのもおすすめです。食べられる範囲で少しでも口に入れてください。 水子供養以外の心のケア 流産した赤ちゃんは水子供養ができます。無事に成仏して安らかに過ごせるよう、お母さんの体調が回復し、家族の気持ちが落ち着いてから水子供養を行うとよいでしょう。また、お母さんや家族のための心のケアも必要です。水子供養は赤ちゃんのための供養ですが、水子供養を行うことで家蔵の気持ちが少し落ち着くこともあります。もしも、水子供養を済ませてもなかなか気持ちが前向きになれなかったり、食事や睡眠が以前のように取れなかったりする場合は、残った家族の苦しみや悲しみなどが少しずつ癒されていくようなグリーフケアを行いましょう。グリーフケアとは、身近な人と死別を経験し、悲しみに暮れる人を立ち直れるよう支援することをいいます。専門家のカウンセリングを受けてもいいですし、周囲に事情を話せる人がいれば話を聞いてもらってもよいでしょう。 >子どもを亡くしたあなたのための【グリーフケアのハンドブック】はこちら 赤ちゃんを死産した場合の埋葬までの流れ 赤ちゃんを死産した場合の、埋葬までの流れを詳しく解説します。一般的には妊娠12週未満に流産すると、死亡届や死産届は提出せずに葬儀も行いません。12週以降に赤ちゃんが亡くなった場合は、死亡届または死産届を出し水子供養を行います。 死亡届または死産届の提出 妊娠12週以降に赤ちゃんが亡くなった場合は、住んでいる地域の市町村に死産した日を含めて7日以内に死亡届または死産届を提出します。出産前に胎児が亡くなった場合と、出産した後に赤ちゃんが亡くなった場合では、届出の内容が異なります。 胎内で赤ちゃんが亡くなった場合:戸籍を作らずに死産届けを提出します。 妊娠22週以降、または出産後に赤ちゃんが亡くなった場合:出生届を提出してから死亡届を提出します。また、赤ちゃんの名前も決める必要があります。 葬儀を行う 赤ちゃんの葬儀を行います。妊娠12週以降に死亡した赤ちゃんは火葬しなければいけません。ただし、法律によって妊娠24週以降に死産した赤ちゃんは、亡くなってから24時間経過しないと火葬できないと定められています。葬儀と火葬が済むまでは、棺と骨壺を用意して赤ちゃんを安置する必要があります。葬儀や火葬をどのように執り行うかは、家族で相談して決めるとよいでしょう。...
流産や死産した赤ちゃんの供養方法|埋葬までの流れや心のケア方法も解説
妊娠してから残念ながら出産できずに亡くなってしまう赤ちゃんは、実は少なくありません。生まれなくても赤ちゃんは大切な家族の一人です。赤ちゃんが安らかに過ごせるよう供養したいと考える家族も多いでしょう。しかし、流産や死産などの場合、家族が立ち直るまで時間がかかるうえ、センシティブな問題のため、供養についてなかなか人に聞けずどうすればいいのかわからないという方もいます。今回は、流産した場合の赤ちゃんの供養の仕方や時期、具体的な流れについて詳しくお伝えします。 出生前に亡くなるケースはいろいろ 妊娠してから生まれるまでに赤ちゃんが亡くなってしまうケースはいろいろあります。 流産 流産は妊娠22週未満で赤ちゃんが亡くなってしまうことをいいます。流産の80%以上は妊娠11週目までの初期に発生するといわれています。また、出血や腹痛など母体が感じる自覚症状がないまま、赤ちゃんが亡くなってしまうのが稽留流産です。一般的に稽留流産は妊娠6〜9週目頃の初期に起こることが多く、妊娠12週未満で赤ちゃんが亡くなった場合は、死産届の提出は必要ありません。専門の業者が赤ちゃんを引き取り火葬するため、葬儀は行わずに見送るケースがほとんどです。しかし、稽留流産でもお寺で読経してもらったり自宅で位牌を祀って供養したりすれば水子供養は可能です。 死産 死産とは、妊娠12週以降に赤ちゃんが亡くなることをいいます。また、出生してまもなく赤ちゃんが亡くなった場合も死産となります。死産すると死産届を住んでいる地域の市区町村へ提出しなければいけません。 中絶 妊娠しても何らかの理由で妊娠が継続できなかったり、望まない妊娠をしたりした場合は中絶手術を行います。妊娠12週未満までに行う中絶手術を初期中絶手術といい、妊娠22週未満までに行う中絶手術は中期中絶手術といいます。それぞれ、手術の方法が異なります。また、妊娠22週以降は、どんな理由があっても人工妊娠中絶は行えません。妊娠12週以降に中絶手術を受ける場合は、死亡届の提出と火葬による埋葬が義務化されています。 不妊治療 不妊治療を行う際に、赤ちゃんが発育不全で流産するケースもあります。不妊治療による流産の場合は、妊娠10週までに流産するケースが多いといわれています。 流産後に気をつけるべきこと 流産すると深い悲しみが押し寄せてお母さんはなかなか立ち直れません。自分を責めたり赤ちゃんのことを思い続けたりして、自分の心や体のケアまで気が回らない方も多いでしょう。しかし、流産は母体にとっても大きな負担がかかります。なるべくゆっくり過ごして以下のことに気をつけましょう。 体を冷やさない 流産後は、季節に関係なく体を冷やさないようにしましょう。特に手首、足首や首元はストールや指無し手袋、レッグウォーマーなどで温めてください。お腹周りは、腹巻きやカイロを使いましょう。夏場でもエアコンが効きすぎていると、体が冷えてしまいます。設定温度を高めにして、冷えを感じるようであれば、靴下や腹巻き、レッグウォーマーなどで対策を取りましょう。 睡眠を十分取る 体を回復させるためには、十分な睡眠が必要です。意識して睡眠時間を確保しましょう。流産の影響で血液が不足して寝つきが悪くなったり、眠っても途中で目が覚めてしまうこともあるかもしれません。その場合は、無理に眠ろうとするとなかなか眠れなくなってしまうため、ただ横になって目を閉じて呼吸を意識するとリラックスして体を休められます。 バランスの取れた食事を心がける 流産のショックと悲しみで食欲がなくなってしまうかもしれませんが、なるべくバランスの取れた食事を少しでも食べるようにしましょう。冷たい飲み物や脂っぽいもの、香辛料の多いものなどは避け、消化の良い食べ物を選んでください。しょうがやはちみつなど、体を温めるものを取り入れましょう。とり肉やレバー、山芋なども体を温める働きがあります。これらの材料でスープを作るのもおすすめです。食べられる範囲で少しでも口に入れてください。 水子供養以外の心のケア 流産した赤ちゃんは水子供養ができます。無事に成仏して安らかに過ごせるよう、お母さんの体調が回復し、家族の気持ちが落ち着いてから水子供養を行うとよいでしょう。また、お母さんや家族のための心のケアも必要です。水子供養は赤ちゃんのための供養ですが、水子供養を行うことで家蔵の気持ちが少し落ち着くこともあります。もしも、水子供養を済ませてもなかなか気持ちが前向きになれなかったり、食事や睡眠が以前のように取れなかったりする場合は、残った家族の苦しみや悲しみなどが少しずつ癒されていくようなグリーフケアを行いましょう。グリーフケアとは、身近な人と死別を経験し、悲しみに暮れる人を立ち直れるよう支援することをいいます。専門家のカウンセリングを受けてもいいですし、周囲に事情を話せる人がいれば話を聞いてもらってもよいでしょう。 >子どもを亡くしたあなたのための【グリーフケアのハンドブック】はこちら 赤ちゃんを死産した場合の埋葬までの流れ 赤ちゃんを死産した場合の、埋葬までの流れを詳しく解説します。一般的には妊娠12週未満に流産すると、死亡届や死産届は提出せずに葬儀も行いません。12週以降に赤ちゃんが亡くなった場合は、死亡届または死産届を出し水子供養を行います。 死亡届または死産届の提出 妊娠12週以降に赤ちゃんが亡くなった場合は、住んでいる地域の市町村に死産した日を含めて7日以内に死亡届または死産届を提出します。出産前に胎児が亡くなった場合と、出産した後に赤ちゃんが亡くなった場合では、届出の内容が異なります。 胎内で赤ちゃんが亡くなった場合:戸籍を作らずに死産届けを提出します。 妊娠22週以降、または出産後に赤ちゃんが亡くなった場合:出生届を提出してから死亡届を提出します。また、赤ちゃんの名前も決める必要があります。 葬儀を行う 赤ちゃんの葬儀を行います。妊娠12週以降に死亡した赤ちゃんは火葬しなければいけません。ただし、法律によって妊娠24週以降に死産した赤ちゃんは、亡くなってから24時間経過しないと火葬できないと定められています。葬儀と火葬が済むまでは、棺と骨壺を用意して赤ちゃんを安置する必要があります。葬儀や火葬をどのように執り行うかは、家族で相談して決めるとよいでしょう。...
流産した赤ちゃんの水子供養の仕方|供養時期やお寺や自宅で供養する方法を解説
流産した際の供養方法「水子供養」とは? 水子供養(みずこくよう)とは、流産や中絶により、お母さんのお腹の中で亡くなってしまった赤ちゃんに対して行う供養のことです。 「水子」はお母さんのお腹の中にいる胎児のことを言いますが、水子供養は生まれて間もなく死産した赤ちゃんに対しても執り行われます。 流産だけでなく死産した赤ちゃんも水子供養ができる 流産した赤ちゃんにしか水子供養ができない、と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、死産した赤ちゃんにも水子供養はできます。 また、生まれてから1年以内に亡くなった赤ちゃんの場合は、水子供養ではなく「嬰児供養(えいじくよう)」を行いますが、産まれて間もなく亡くなった赤ちゃんに対しては水子供養ができます。 流産した時に水子供養を行う理由 水子供養は、亡くなった赤ちゃんのためではなく、大切な我が子を失ったお母さん・お父さんのためにするものです。 水子供養をすることで、悲しみが消えるわけではありませんが、喪失によってもたらされる大きな悲しみを癒すために必要なグリーフケアの時間となります。 水子供養のタイミングや時期 一般的に、お通夜やお葬式は故人が亡くなってから7日以内に執り行われます。また、納骨式は四十九日の法要後が良いなど、目安となるタイミングがあります。しかし、水子供養するのに最適なタイミングや時期はありません。 両親が赤ちゃんを「供養してあげたい」と思える心の準備ができた時に行うとよいでしょう。また、いつまで供養し続けるべきかという決まりもありませんが、何か目安を知りたいという方は以下を参考にされてください。 【水子供養をいつまでするかの目安】 年忌法要の弔い上げである33回忌まで 亡くなった赤ちゃんが成人する20年後まで 自分が亡くなるまで また、水子供養を行う頻度にも決まりはありませんので、「月命日(月1回)」「祥月命日(年1回)」「春と秋のお彼岸に1回ずつ」を目安に行うのもいいでしょう。 手元供養であれば頻度を気にせず、毎日でも手を合わせて供養してあげられるのでおすすめです。 流産した赤ちゃんの供養の仕方について 流産した赤ちゃんの供養の仕方には、主にお寺で供養してもらう方法と自宅で手元供養する方法の2つがあります。 ここでは、それぞれの供養の仕方と費用について詳しく解説します。 お寺で供養する方法と費用 一般的に、水子供養はお寺に相談してお願いします。普段利用しているお寺や近所にお寺があれば、水子供養ができるか確認してください。 お寺を利用したことがない方は、霊園業者や仏具店で水子供養に対応したお寺を教えてくれることがあるので、一度相談してみるといいでしょう。 ここでは、お寺で水子供養する方法を6つ紹介するので、ご自身に合った供養の仕方を見つけてください。 法要を行い水子供養する お寺では、水子供養のために読経などを行う「法要」をお願いできます。法要には、「個別法要」と「合同法要」の2種類があります。 個別法要の費用は1回につき約1万円〜3万円、合同法要の費用は1回につき約3千円〜5千円が相場です。 お寺によっては合同法要に子どもが参列できないことがあるので、事前にお寺に問い合わせましょう。 塔婆を立てて水子供養する...
流産した赤ちゃんの水子供養の仕方|供養時期やお寺や自宅で供養する方法を解説
流産した際の供養方法「水子供養」とは? 水子供養(みずこくよう)とは、流産や中絶により、お母さんのお腹の中で亡くなってしまった赤ちゃんに対して行う供養のことです。 「水子」はお母さんのお腹の中にいる胎児のことを言いますが、水子供養は生まれて間もなく死産した赤ちゃんに対しても執り行われます。 流産だけでなく死産した赤ちゃんも水子供養ができる 流産した赤ちゃんにしか水子供養ができない、と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、死産した赤ちゃんにも水子供養はできます。 また、生まれてから1年以内に亡くなった赤ちゃんの場合は、水子供養ではなく「嬰児供養(えいじくよう)」を行いますが、産まれて間もなく亡くなった赤ちゃんに対しては水子供養ができます。 流産した時に水子供養を行う理由 水子供養は、亡くなった赤ちゃんのためではなく、大切な我が子を失ったお母さん・お父さんのためにするものです。 水子供養をすることで、悲しみが消えるわけではありませんが、喪失によってもたらされる大きな悲しみを癒すために必要なグリーフケアの時間となります。 水子供養のタイミングや時期 一般的に、お通夜やお葬式は故人が亡くなってから7日以内に執り行われます。また、納骨式は四十九日の法要後が良いなど、目安となるタイミングがあります。しかし、水子供養するのに最適なタイミングや時期はありません。 両親が赤ちゃんを「供養してあげたい」と思える心の準備ができた時に行うとよいでしょう。また、いつまで供養し続けるべきかという決まりもありませんが、何か目安を知りたいという方は以下を参考にされてください。 【水子供養をいつまでするかの目安】 年忌法要の弔い上げである33回忌まで 亡くなった赤ちゃんが成人する20年後まで 自分が亡くなるまで また、水子供養を行う頻度にも決まりはありませんので、「月命日(月1回)」「祥月命日(年1回)」「春と秋のお彼岸に1回ずつ」を目安に行うのもいいでしょう。 手元供養であれば頻度を気にせず、毎日でも手を合わせて供養してあげられるのでおすすめです。 流産した赤ちゃんの供養の仕方について 流産した赤ちゃんの供養の仕方には、主にお寺で供養してもらう方法と自宅で手元供養する方法の2つがあります。 ここでは、それぞれの供養の仕方と費用について詳しく解説します。 お寺で供養する方法と費用 一般的に、水子供養はお寺に相談してお願いします。普段利用しているお寺や近所にお寺があれば、水子供養ができるか確認してください。 お寺を利用したことがない方は、霊園業者や仏具店で水子供養に対応したお寺を教えてくれることがあるので、一度相談してみるといいでしょう。 ここでは、お寺で水子供養する方法を6つ紹介するので、ご自身に合った供養の仕方を見つけてください。 法要を行い水子供養する お寺では、水子供養のために読経などを行う「法要」をお願いできます。法要には、「個別法要」と「合同法要」の2種類があります。 個別法要の費用は1回につき約1万円〜3万円、合同法要の費用は1回につき約3千円〜5千円が相場です。 お寺によっては合同法要に子どもが参列できないことがあるので、事前にお寺に問い合わせましょう。 塔婆を立てて水子供養する...
亡くなった赤ちゃんのためにできること|かわいい骨壷・お仏壇の贈り物を
目次 亡くなった大切な赤ちゃん(胎児)のためにすべきこと 亡くなった赤ちゃんとの思い出を残すためにできること おうちで赤ちゃんを手元供養できる小さな仏壇セット 赤ちゃんのお骨を収められるミニ骨壷 お空の赤ちゃんへ届けるおりんの音色 赤ちゃんといつも一緒にいられる遺骨ペンダント 赤ちゃん用の供養商品を探す 赤ちゃんへのお供え物はどうしたらいいの? 赤ちゃんの供養に関するお悩みを解決 大切な赤ちゃんとのお別れのとき。「せめてかわいい骨壷に入れてあげたい」「お仏壇を用意したい」と、多くのご家族が思うことです。 色や形がかわいい「小さな骨壷」。サイズも小さく、インテリアにもなじんでマンションやアパートでも置きやすい「ミニ仏壇」があることをご存じでしょうか。 おうちで赤ちゃんのお骨を保管し、手元に置ける「ミニ骨壷」や「ミニ仏壇」をご紹介します。 亡くなった大切な赤ちゃん(胎児)のためにすべきこと 妊娠の喜びから一転、悲しみへ突き落とされる中でも、赤ちゃんのためにするべきことがあります。少しずつ前に進むために、しっかりやるべきことを把握しておきましょう。そして、必要な対応が終わったら赤ちゃんのためにできることをしてあげましょう。 死産・流産後の手続き 流産や死産で、赤ちゃん(胎児)がいなくなってしまったとき、ママやご家族の悲しみは計り知れません。しかし、体調も整わず深い悲しみの中でも、死産の場合はいろいろな手続きを行わなくてはなりません。 日本の産婦人科では妊娠12週目未満を「初期流産」、12週〜22週目を「後期流産」、22週目以降を「死産」と定義しています。 12週目以前に亡くなった場合は、死産届の提出は必要ありませんが、12週〜22週目の「後期流産」の場合、戸籍法では死産とみなされるため、死産届を提出する必要があります。併せて火葬許可証を取得し、火葬しなくてはなりません。 また、22週目以降では、分娩前に赤ちゃんが亡くなっている場合は死産届のみの提出となりますが、分娩直後に亡くなった場合は死産届と出生届を提出しなければなりません。出生の判断は医師に従いましょう。 【死産届の提出】 死産届は、分娩した日から7日以内に、届出人(提出する人ではなく、死産届を記入する人)の住民票がある市区町村役所の窓口、または死産をした病院などがある市区町村役所の窓口、いずれかに提出します。 提出時には以下のものが必要となります。 死産届・医師等が発行する死産証書(死胎検案書と一体になっています) 届出人の印鑑 (シャチハタは不可) 身分証明書(届出人の免許証や健康保険証など) 死胎火葬許可申請書 死産届・医師等が発行する死産証書は、病院で医師や助産師から発行されます。 また、死胎火葬許可申請書は、市区町村の役所で申請できます。申請時には火葬場を記載しなければならないため、事前に場所を決めておきましょう。火葬場がまだ決まっていない場合は、市区町村によっては死産届と火葬許可申請証の受理のみにしてくれる場合があります。...
亡くなった赤ちゃんのためにできること|かわいい骨壷・お仏壇の贈り物を
目次 亡くなった大切な赤ちゃん(胎児)のためにすべきこと 亡くなった赤ちゃんとの思い出を残すためにできること おうちで赤ちゃんを手元供養できる小さな仏壇セット 赤ちゃんのお骨を収められるミニ骨壷 お空の赤ちゃんへ届けるおりんの音色 赤ちゃんといつも一緒にいられる遺骨ペンダント 赤ちゃん用の供養商品を探す 赤ちゃんへのお供え物はどうしたらいいの? 赤ちゃんの供養に関するお悩みを解決 大切な赤ちゃんとのお別れのとき。「せめてかわいい骨壷に入れてあげたい」「お仏壇を用意したい」と、多くのご家族が思うことです。 色や形がかわいい「小さな骨壷」。サイズも小さく、インテリアにもなじんでマンションやアパートでも置きやすい「ミニ仏壇」があることをご存じでしょうか。 おうちで赤ちゃんのお骨を保管し、手元に置ける「ミニ骨壷」や「ミニ仏壇」をご紹介します。 亡くなった大切な赤ちゃん(胎児)のためにすべきこと 妊娠の喜びから一転、悲しみへ突き落とされる中でも、赤ちゃんのためにするべきことがあります。少しずつ前に進むために、しっかりやるべきことを把握しておきましょう。そして、必要な対応が終わったら赤ちゃんのためにできることをしてあげましょう。 死産・流産後の手続き 流産や死産で、赤ちゃん(胎児)がいなくなってしまったとき、ママやご家族の悲しみは計り知れません。しかし、体調も整わず深い悲しみの中でも、死産の場合はいろいろな手続きを行わなくてはなりません。 日本の産婦人科では妊娠12週目未満を「初期流産」、12週〜22週目を「後期流産」、22週目以降を「死産」と定義しています。 12週目以前に亡くなった場合は、死産届の提出は必要ありませんが、12週〜22週目の「後期流産」の場合、戸籍法では死産とみなされるため、死産届を提出する必要があります。併せて火葬許可証を取得し、火葬しなくてはなりません。 また、22週目以降では、分娩前に赤ちゃんが亡くなっている場合は死産届のみの提出となりますが、分娩直後に亡くなった場合は死産届と出生届を提出しなければなりません。出生の判断は医師に従いましょう。 【死産届の提出】 死産届は、分娩した日から7日以内に、届出人(提出する人ではなく、死産届を記入する人)の住民票がある市区町村役所の窓口、または死産をした病院などがある市区町村役所の窓口、いずれかに提出します。 提出時には以下のものが必要となります。 死産届・医師等が発行する死産証書(死胎検案書と一体になっています) 届出人の印鑑 (シャチハタは不可) 身分証明書(届出人の免許証や健康保険証など) 死胎火葬許可申請書 死産届・医師等が発行する死産証書は、病院で医師や助産師から発行されます。 また、死胎火葬許可申請書は、市区町村の役所で申請できます。申請時には火葬場を記載しなければならないため、事前に場所を決めておきましょう。火葬場がまだ決まっていない場合は、市区町村によっては死産届と火葬許可申請証の受理のみにしてくれる場合があります。...