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グリーフケアの普及に思うこと

グリーフケアの普及に思うこと

皆さんは「グリーフケア」という言葉をご存知でしょうか? 今では、この言葉もだいぶ広まってきました。 各地でNPO法人などグリーフケアを実践する人材を育成するための機関も多数発足し、大学では体系的にグリーフケアを学べるところもあります。 グリーフケアは、大切な人を失った人がその悲しみを乗り越えるまでを支えることとして知られています。とても意義のあることですが、ここで思うことがあります。 人は生まれたら(あるいは、生まれた人は)必ず死ぬ。そして、人が死ぬということは、残される人がいるということでもあります。 残された人は悲嘆に暮れます。周囲の人は時に気遣い時に励まします。ご本人も気持の整理がつき、いつかは悲しみは薄れていきます。 このようなことがごく当然のこととして人の歴史において繰り返されてきました。 なのに、なぜ今になってグリーフケアが必要とされているのでしょうか。 グリーフケアが普及した背景 かつては親・子・孫と3世代が同居し、各家庭ではお年寄りを見送るということが普通に行われていました。死というものを身近に実感できる環境にあったのですね。 それはつまり悲しみを共有する環境でもあったということです。 核家族化が進み同じ屋根の下で寝食をともにする人が少なくなり、隣近所との交流もなくなった今は、どうしてもその悲しみはきわめて個人的なものになってしまいます。 長寿化が進んでお年寄りの介護施設が増えたことも、死が日常から離れていったことの一因でしょう。 さらに・・・ どんなケースであれ人が亡くなるというのは不幸なことですが、それが寿命や病気であればある程度は自然の摂理として納得できるでしょう。また、見送るご家族にとってもそれなりの準備をしてその時を迎えることができます。 しかし、愛する人を突然に奪われるとなるとまったく違ってきます。 最近は大規模な災害が増えてきて、毎年多くの方が命を落としています。また、実に痛ましいことですが、凶悪犯罪の犠牲になる方も後を絶ちません。いじめによる自殺で学校内にカウンセリング体制を設けるところもあります。 理不尽な理由で愛する家族を奪われた人の苦しさは、想像もつかないものでありましょう。これまでの社会の仕組みだけではサポートしきれなくなり、グリーフケアはそれを補うものとして出てきたのではないでしょうか。 グリーフケアが普及すること自体はとても素晴らしいものです。 ですが、もしかしたらグリーフケアなるものを必要としない世の中の方が幸せなのかも知れません。 未来創想が取り組むグリーフケア さて、私ども未来創想も、お仕事を通じてグリーフケアの一助になっているものと自負しております。 当社でご提供するサービスや商品はどれもご遺族の心の癒しになるものばかりです。遺骨ペンダントもグリーフケアのアイテムと言えますが、当社が我が国で初めて販売を始めたのは15年前のことでした。 「癒し」という言葉が使われだしたのもこのころからではないでしょうか。 お困りごとがありましたら、ぜひご相談ください。きっとお力添えになれることと思います。 私たちはこのようなことを仕事としていることに大きな喜びと誇りを感じています。

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グリーフケアの普及に思うこと

皆さんは「グリーフケア」という言葉をご存知でしょうか? 今では、この言葉もだいぶ広まってきました。 各地でNPO法人などグリーフケアを実践する人材を育成するための機関も多数発足し、大学では体系的にグリーフケアを学べるところもあります。 グリーフケアは、大切な人を失った人がその悲しみを乗り越えるまでを支えることとして知られています。とても意義のあることですが、ここで思うことがあります。 人は生まれたら(あるいは、生まれた人は)必ず死ぬ。そして、人が死ぬということは、残される人がいるということでもあります。 残された人は悲嘆に暮れます。周囲の人は時に気遣い時に励まします。ご本人も気持の整理がつき、いつかは悲しみは薄れていきます。 このようなことがごく当然のこととして人の歴史において繰り返されてきました。 なのに、なぜ今になってグリーフケアが必要とされているのでしょうか。 グリーフケアが普及した背景 かつては親・子・孫と3世代が同居し、各家庭ではお年寄りを見送るということが普通に行われていました。死というものを身近に実感できる環境にあったのですね。 それはつまり悲しみを共有する環境でもあったということです。 核家族化が進み同じ屋根の下で寝食をともにする人が少なくなり、隣近所との交流もなくなった今は、どうしてもその悲しみはきわめて個人的なものになってしまいます。 長寿化が進んでお年寄りの介護施設が増えたことも、死が日常から離れていったことの一因でしょう。 さらに・・・ どんなケースであれ人が亡くなるというのは不幸なことですが、それが寿命や病気であればある程度は自然の摂理として納得できるでしょう。また、見送るご家族にとってもそれなりの準備をしてその時を迎えることができます。 しかし、愛する人を突然に奪われるとなるとまったく違ってきます。 最近は大規模な災害が増えてきて、毎年多くの方が命を落としています。また、実に痛ましいことですが、凶悪犯罪の犠牲になる方も後を絶ちません。いじめによる自殺で学校内にカウンセリング体制を設けるところもあります。 理不尽な理由で愛する家族を奪われた人の苦しさは、想像もつかないものでありましょう。これまでの社会の仕組みだけではサポートしきれなくなり、グリーフケアはそれを補うものとして出てきたのではないでしょうか。 グリーフケアが普及すること自体はとても素晴らしいものです。 ですが、もしかしたらグリーフケアなるものを必要としない世の中の方が幸せなのかも知れません。 未来創想が取り組むグリーフケア さて、私ども未来創想も、お仕事を通じてグリーフケアの一助になっているものと自負しております。 当社でご提供するサービスや商品はどれもご遺族の心の癒しになるものばかりです。遺骨ペンダントもグリーフケアのアイテムと言えますが、当社が我が国で初めて販売を始めたのは15年前のことでした。 「癒し」という言葉が使われだしたのもこのころからではないでしょうか。 お困りごとがありましたら、ぜひご相談ください。きっとお力添えになれることと思います。 私たちはこのようなことを仕事としていることに大きな喜びと誇りを感じています。

各地で夏祭り

各地で夏祭り

夏本番となり、各地で夏祭りが行われています。  当社のすぐ近くの坐摩神社(陶器神社)でも夏祭りと陶器市がありました。 坐摩神社 長いお皿がほしいと思っていたので、つい買ってしまいました。 地域の人や勤め帰りの人で賑わっていました。 日本三大祭の一つ「天神祭」がありました。 核家族化が進み、独居の人が多くなり、地域のつながりも減った今、 祭りは貴重な行事です。 職場で参加する取り組みもあるようですし、 もう一度自分の住んでいる地域を見直す機会にしていただくといのはいかがでしょう。 東北の夏祭りもこれからです。 東日本大震災から1年4ヶ月以上が経ちました。 生活の再建には程遠い状況が続いている中で、 被災地で祭りを復活させた人々の努力・熱意に感動です。

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遺品の整理、なかなかできません

遺品の整理、なかなかできません

さて、お盆が近づいてきて、遺品の整理をしているという話をお聞きしました。 3月に亡くなったお母さんの遺品 「母親の遺品を整理するのは娘の役目」と言われたそうです。 息子よりはやはり娘ですね。 もっとも父親の遺品もやっぱり整理するのは娘ではありませんか? 「四十九日が過ぎたら」「100日が過ぎたら」と先延ばしにしていたが、 新盆が近づいたので、整理をした。 懐かしい匂いがして、思い出の着物やエプロンを見て胸がいっぱいになった。 遺品の整理はなかなかできません。 私も、母と一緒に父の遺品を整理しましたが、タンスの中の物はできたものの 本やその他の持ち物はまだそのまま。 続いて母がなくなったしまったので、母の遺品は私が整理しましたが、 一緒に買物したブラウスやスカート、一部は叔母たちが引き受けて持って帰ってくれましたが、 大部分は他に着てくれる人もなく、処分しました。 亡くなるときにはめていたプラチナのデザインリングは60年来のお友だちにもらっていただきました。 改まった席には必ずはめていた懐かしいオパールの指輪は私が持ち帰りました。 実家には、まだまだ、整理を待つ品物たちが残されています。 帰るたびに手をつけようとしては、そのままになっています。 お盆ですね。 ご家族が集まって、故人を偲ぶ季節です。 昔懐かしい写真を整理しましょうか。 まずは、お墓参りでしょうか? 遺品整理サービスのプロ 株式会社リリーフ 遺品整理の「株式会社リリーフ」はこちら

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洋上から悼むー東日本大震災から2年半

洋上から悼むー東日本大震災から2年半

東日本大震災から2年半近く経過しました。 くしくもアメリカ同時多発テロ事件から12年目となりました。 常日頃何気なく見ている景色がなくなってしまったら、 季節を感じさせてくれていた庭の木1本でもなくなってしまったら、 どんなに寂しく、つらいことでしょう。 被災地では、いまだに行方不明者2847人(8月29日現在)の捜索が続いているそうです。 430人が亡くなった福島県いわき市では洋上供養が沖合で行われました。 水溶紙の塔婆1000枚が海に投じられました。 水溶紙は散骨の時などに利用してきましたが、海に投げ入れるとスーッと溶けます。 ある散骨では、娘さんが亡くなったお母さんへ手紙を書いて、ご遺骨と一緒に海に流しました。 ご遺族の思いは届いたでしょうか。 早くふるさとの海が見えるところに帰りたい、と思う人 二度と海は見たくないと、考える人、 それぞれの思いが交錯する中で復興はなかなか進んでいないようにみえます。

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AED講習会に参加して命の大切さを再確認!

AED講習会に参加して命の大切さを再確認!

自宅マンションにAEDが設置されました。 エントランスに設置されましたが、使えなければ「宝の持ち腐れ」というわけで 講習会が開催されました。 AED(自動体外式除細動器) 残念ながら168戸のマンションとしては多いとは言えない参加者でしたが、 参加されたみなさんは熱心に講師の方の話に耳を傾け、実践も積極的に行いました。 AED実践中 折角の機会ですので、私も心臓マッサージをしてみました。 結構力が必要で、下にしている左手が痛くなりました。 人形が相手とは言え、緊張しました。 学んだこと 1 まず安全確認。周囲が危険な状況ではないか確かめてから、近寄って声をかける 2 反応がなく、呼吸をしていない、もしくは呼吸が普段と違う状態である場合、   すぐに119番に電話をする。   ほかに人がいれば、電話をするように大声でお願いする 3 AEDを持ってきてくれるよう大声でお願いする。自分はその間、胸骨圧迫を続ける 講師の方は、救命救急士の資格をとって4年半。 先日はじめてこのAEDを使って救命されたそうです。 バス内で倒れた高齢の男性を救命したということでした。 AEDによって命を救うことができることを再認識しました。 5分以内にAEDを使用した場合50%の救命率ということで、 AEDが到着するまでに心臓マッサージを始めていれば さらにその率は高まるのだそうです。 心臓発作というと、持病をお持ちの方と思いがちですが サッカー選手や野球選手など元気な若い方でも発症していますから 元気だからといって安心はできませんね。 今年から(講師の方によれば)人工呼吸はせずに、 心臓マッサージのみを行うことになったそうです。 実際にAEDを使うとなれば、とても緊張すると思いますし、 できるのかどうか不安ではありますが、...

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手仕事はグリーフケアに有効! 東北女性の手仕事物産展

手仕事はグリーフケアに有効!東北女性の手仕事物産展

東日本大震災から2年半が過ぎました。 岩手・宮城・福島の女性たちが作った手芸品や加工品の物産展が大阪で開催されました。 ドーンセンターで開催されたとのこと、会社近くでしたのに、全く知らずに残念無念。 宮城県亘理町の引地恵さんは全壊した呉服店から譲り受けた古い反物で地元で作られていた巾着袋を再現。 福島県の菅野みずえさんは、浪江町の自宅から仮設住宅に移って、刺し子の付近と台拭きを作る。 ビーズ手芸作家の浪江町の酒井道子さんは、自宅を津波で流され今は福島市に住んで、支援者への御礼の品を作り始めた。 手仕事をすると「無心になれる」「人とのつながりが持てる」からと手仕事に打ち込んでおられます。 そして、収入があるということは「自分を大切にする心の余裕につながる」(毎日新聞・火論より) 一人ではなく、たくさんの仲間と会を立ち上げて取り組んでおられるようで、 仲間がいるということは素晴らしい力でしょうね。 売上を貯めて、みんなで温泉旅行に行きたいとか・・ 被災されて、愛する家族を亡くし、家を失い、仕事を無くした女性たちにとって 手仕事はグリーフケアになると思います。 何もヤル気がでない、そんな時に人に誘われて手を動かすということはどんなに慰めになることでしょう。 人と会い、話し、手を動かす、色を選び、形を考える、その事自体がグリーフケアだと思います。 私の父は山形県出身ですが、叔母たちはみな手仕事が好きです。 長女は若い時には洋裁をしていました。ずっと書道も続けています。 次女はレース編み、毛糸の機械編み、手編み、アートフラワー、ペーパーフラワー、 木目込人形と数えるときりがありません。 三女は若い頃は洋裁をしていましたが、最近はミシンを出すのが面倒だと パッチワークや刺繍をした袋物を作っています。 私にも作ってくれました。 大体、東北は冬が長いので、女性たちは家の中でできる手仕事をしていたのだと思います。 東北の女性たちがチクチクと針を動かして作る手芸品は 被災者も買った人の心も温めてくれると思います。 東北の女性手作り物産展が全国で成功しますことをお祈りいたします!!

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